高湯温泉の風景
福島県

高湯温泉

温泉自然秘境湯治

Photo by 雄犬 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.1 jp)

温泉自然と過ごす1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け温泉がおすすめ秘境感あり

福島市街から車で30分も走れば、別の時間が流れている。 標高750メートル。 硫黄の匂いが鼻をついた瞬間、ここに来た意味を感じた。 高湯温泉は、飾らない。 「秘境」という言葉を軽く使いたくないけれど、冬のあの景色を見たら、そう呼ぶしかない。

福島市街から車で30分も走れば、別の時間が流れている。標高750メートル。硫黄の匂いが鼻をついた瞬間、ここに来た意味を感じた。高湯温泉は、飾らない。「秘境」という言葉を軽く使いたくないけれど、冬のあの景色を見たら、そう呼ぶしかない。吾妻山麓に湧く強硫黄泉の秘湯。白濁した湯と強い硫黄の香りが山の宿に漂い、福島市内から最もアクセスしやすい本格秘湯として知られる。硫黄泉は衣類や金属アクセサリーが変色しやすい。シルバー類は外してから入ること。駐車場は各旅館に無料あり。冬は路面が凍結するのでスタッドレスタイヤ必須。週末は日帰り客が集中するので、平日が断然おすすめ。

Best Season
冬(12月〜2月)の雪見露天が格別。 紅葉は10月中旬がピーク。 どちらも「混んでいない高湯」に出会える季節だ。
Stay
1泊おすすめ
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高湯温泉のおすすめスポット

01
旅館玉子湯|雪の中に、白い湯気が立ちのぼる

旅館玉子湯|雪の中に、白い湯気が立ちのぼる

駐車場に車を停めた瞬間、もう別世界だ。

茅葺き屋根の湯小屋が、雪の中にぽつんと建っている。

江戸時代から続くというのも、納得した。

入浴料は700円。

日帰りで入れる時間は10時から15時まで。

浴槽は深くて、底が白く濁っている。

pH2.9の強酸性泉。

肌にピリッとくる感覚が最初は驚きだったけれど、上がったあとの肌がつるっとしている。

混浴の野天風呂もある。

雪が積もった木々に囲まれた空間で、湯気だけが動いている。

誰も喋らない。

鳥の声だけ聞こえる。

「玉子湯」という名前は、硫黄の香りが温泉卵に似ているから。

なるほど。

嘘のないネーミングだ。

■ 旅館玉子湯 住所:福島県福島市町庭坂字高湯36 日帰り入浴:700円 日帰り時間:10:00〜15:00(受付14:30まで) 宿泊:1泊2食付 約15,000円〜 TEL:024-591-1125
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02
安達屋旅館|湯治宿の静けさに、体が溶けていく

安達屋旅館|湯治宿の静けさに、体が溶けていく

チェックインは15時。

フロントで鍵を受け取って、廊下を歩く。

古い木の床が、きしむ音がした。

それが気にならない。

むしろ、いい音だ。

安達屋の源泉は自家源泉。

大浴場は朝6時から22時まで何度でも入れる。

1日3回入った。

湯温は43度前後。

入りやすい温度で、気づいたら30分経っている。

部屋から見える山が、夕方になると赤く染まる。

標高が高いから、日が落ちるのが早い。

17時にはもう暗かった。

夕食は地の食材がならぶ。

会津の馬刺し、地元の山菜の煮物。

品数が多すぎず、少なすぎず、ちょうどよかった。

「湯治」という言葉の意味を、ここで初めて体で理解した気がした。

治しに来ている人たちがいる。

その空気が、旅の雑味を取り除いてくれた。

■ 安達屋旅館 住所:福島県福島市町庭坂字高湯28 日帰り入浴:800円 日帰り時間:10:00〜14:00 宿泊:1泊2食付 約13,000円〜 TEL:024-591-1155
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03
吾妻スカイライン|冬季通行止めの直前が、いちばん美しい

吾妻スカイライン|冬季通行止めの直前が、いちばん美しい

国道115号から入る吾妻スカイライン。

全長約29キロ。

最高地点は標高1,622メートル。

11月上旬、冬季閉鎖が近いタイミングに走った。

路肩に雪が残っている。

木々はすでに葉を落とし、枯れ色の山が続いた。

それが、妙に美しかった。

途中、「浄土平」で車を停めた。

吾妻小富士が目の前にある。

風が強くて、立っているのがやっとだ。

気温は3度。

コンビニで買ったホットコーヒーを握りしめた。

観光シーズンは夏が多いと聞く。

でも、冬の直前のこの時期には誰もいない。

360度、自分だけの景色だ。

注意点が一つ。

毎年11月上旬〜翌4月下旬は通行止めになる。

日程を決める前に、必ず開通状況を確認すること。

行けなかった、では悔しすぎる。

■ 吾妻スカイライン(磐梯吾妻スカイライン) 区間:福島市土湯温泉〜福島市高湯温泉付近 通行料:無料(2013年より無料化) 冬季通行止め:例年11月上旬〜4月下旬 通行止め情報:福島県道路管理課に要確認 浄土平ビジターセンター:024-591-2065
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モデルコース

Day Trip 10:00 玉子湯で日帰り入浴 → 12:00 吾妻スカイライン・浄土平で昼食 → 14:00 安達屋旅館でもう一風呂 → 15:00 福島市内へ
1 Night 1日目:吾妻スカイライン経由で高湯入り → 安達屋旅館チェックイン・夕食・夜の露天風呂 / 2日目:朝風呂 → 朝食 → 玉子湯で日帰り入浴 → 茅葺き湯小屋をゆっくり見て帰路
Travel Tips 硫黄泉は衣類や金属アクセサリーが変色しやすい。 シルバー類は外してから入ること。 駐車場は各旅館に無料あり。 冬は路面が凍結するのでスタッドレスタイヤ必須。 週末は日帰り客が集中するので、平日が断然おすすめ。

高湯温泉への行き方

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