田沢湖の風景
秋田県

田沢湖

温泉自然秘境

凍てつく空気の中、湖面が静かに光っている。 田沢湖は、冬にこそ来るべき場所だ。 標高249mの湖は、真冬でも全面結氷しない。 その深さは423m。日本で一番深い。 数字で聞くより、実際に立った方がずっとわかる。 あの底知れない青を、一度見たら忘れられない。

Best Season 冬(12月〜2月)が断然おすすめ。 雪をかぶったたつこ像、貸し切りの露天風呂。 人が少ない分、田沢湖の本来の顔に会える。 夏も緑が美しいが、冬の静けさは格別だ。

田沢湖のおすすめスポット

01

田沢湖|日本一深い湖が持つ、底知れない青

湖岸に降り立った瞬間、風が止まった。

冬の田沢湖は、静かすぎるくらい静かだ。

観光客もほとんどいない。

その分、湖と正面から向き合える。

水の色が、とにかく独特だ。

コバルトブルーとも違う。

もっと暗くて、深くて、少し怖い青。

深さ423mの底が、そのまま色になったみたいだ。

湖一周は約20km。

車で回ると40分ほど。

でも、途中で何度も止まりたくなる。

光の角度で色が変わるから、歩みを止めるたびに違う湖がある。

冬の早朝6時台、湖面に霧が立ちこめた。

その光景を見たくて、前泊したのは正解だ。

あの朝の田沢湖は、誰にも教えたくない。

■ 田沢湖 住所:秋田県仙北市田沢湖田沢 料金:無料(湖岸散策) 駐車場:あり(無料) アクセス:JR田沢湖駅からバスで約15分
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02

たつこ像|雪の中に立つ、金色の孤独

雪をかぶったたつこ像は、想像より小さかった。

そして、想像よりずっと美しかった。

像の高さは約2m。

台座を含めると約4m。

金色の像が、灰色の冬空に映えている。

伝説では、たつこは永遠の若さと美しさを願い、

湖の龍神になったとされている。

湖底に今も眠っているという話を、

現地のおじさんが教えてくれた。

夏は観光客がずらりと並ぶらしい。

冬は誰もいない。

たつこ像と、湖と、自分だけ。

そういう時間が、旅の本当においしいところだ。

像の足元まで近づくと、湖がすぐそこにある。

水際ギリギリに立って、深呼吸した。

冷たい空気が肺に刺さって、なぜか清々しかった。

■ たつこ像 住所:秋田県仙北市田沢湖田沢潟前地内 料金:無料 営業時間:見学自由(通年) アクセス:JR田沢湖駅からバスで約15分、湖畔バス停より徒歩3分
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03

乳頭温泉郷|山奥にある、本物の湯治場

田沢湖からバスで約40分。

山道をぐねぐね登った先に、乳頭温泉郷がある。

7つの宿が点在する、秘境中の秘境。

鶴の湯に行った。

日帰り入浴は10時から。

料金は600円。

混んでいるかと思ったが、平日の午前中は空いている。

露天風呂に浸かると、目の前は雪景色だ。

お湯の温度は少し熱め。

じっとしていると、じわじわと体の芯が温まってくる。

雪がちらちら落ちてきた。

湯船の中にいる自分が、信じられない。

乳白色のお湯は、硫黄の香りが強い。

入った後、肌がしっとりする。

翌日、肌の調子がいつもより明らかによかった。

宿の前の茅葺きの建物も、そのまま時が止まったみたいで、

写真を撮ることも忘れて、ただ眺めている。

■ 乳頭温泉郷(鶴の湯温泉) 住所:秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50 日帰り入浴:600円/10:00〜15:00(最終受付14:30) 定休日:不定休(要確認) アクセス:JR田沢湖駅からバスで約50分「アルパこまくさ」下車、送迎バスあり(要予約)
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モデルコース

Day Trip 9:00 田沢湖駅 → 9:30 たつこ像 → 10:30 湖岸散策 → 12:00 湖畔ランチ → 13:30 乳頭温泉(日帰り入浴) → 16:00 田沢湖駅
1 Night 【1日目】田沢湖駅 → たつこ像 → 湖岸一周 → 乳頭温泉郷に宿泊 【2日目】早朝の湖面を眺める → 鶴の湯朝風呂 → 仙北市内・角館の武家屋敷を散策 → 帰路
Travel Tips 冬の乳頭温泉行きバスは本数が少ない。 事前に時刻表を確認すること。 路面凍結もあるので、レンタカーよりバス移動が安心。 鶴の湯の日帰り入浴は午後になると混むので、午前中が狙い目。 防寒具は必須。湖岸の風は体感温度がかなり低い。

田沢湖への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間55分
水戸から 約3時間40分
前橋から 約3時間55分
高崎から 約3時間55分
甲府から 約4時間25分
航空 秋田空港へ
移動 田沢湖駅へ

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