天童の風景
山形県

天童

グルメ自然

Photo by Drivephotographer / Wikimedia Commons (CC0)

温泉春の絶景自然と過ごすグルメ1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

将棋の駒が、町のあちこちに溶け込んでいる。 土産屋の軒先にも、公園のベンチにも。 天童はそういう町だ。 山形の内陸部、盆地に広がるこの場所は 将棋駒の生産量が全国シェア95%を超える。 それだけじゃない。 温泉も、桜も、ちゃんとある。 派手さはないけれど、来るたびに何かを持ち帰れる町だ。

山形県天童市は将棋の駒生産量が国内最大を誇る「将棋の里」。春の舞鶴山公園では桜吹雪の下、人間将棋が繰り広げられ、武者姿の人々が巨大な将棋盤の上をゆっくりと進む光景に観客は息をのむ。天童温泉の湯は肌にやわらかく温かく、疲れた体を芯から包み込む質感だ。天童市将棋資料館では江戸時代の名人・伊藤宗看ゆかりの駒や棋譜が展示され、将棋の深い歴史をひもとける。盆地特有の寒暖差が生む山形のラ・フランスや米沢牛も周辺で味わえ、五感すべてで山形の豊かさを堪能できる土地だ。

Best Season
桜と人間将棋が重なる4月中旬〜下旬が最高潮。 夏は青々とした舞鶴山でハイキングも気持ちいい。 冬は温泉目的で訪れる人も多く、雪景色の温泉街も悪くない。
Stay
1泊おすすめ
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天童のおすすめスポット

01
舞鶴山公園(人間将棋)|標高241m、桜の山で人が駒になる

舞鶴山公園(人間将棋)|標高241m、桜の山で人が駒になる

4月中旬、山が桜でピンクに染まるころ。

舞鶴山の頂上に、巨大な将棋盤が現れる。

縦横9マス、一辺が約1mの升目に

武者姿の人間が駒として並ぶ。

これが「人間将棋」だ。

実際に見るまで、写真だと規模感がわからない。

山頂から見下ろすと、思ったより広い。

そして、思ったより静かだ。

棋士が手を読む時間、会場が息をのむ。

あの緊張感は現地でしか味わえない。

山頂へはロープウェイで約3分、大人往復450円。

桜のピーク時は人出がかなり多い。

早めに行くなら9時台がおすすめだ。

展望台から天童の盆地を一望できる。

市街地と山並みが同時に見えて、

ここが盆地の町なんだと初めて実感した。

人間将棋は毎年4月第3土・日曜に開催。

観覧は無料だが、ロープウェイは別途必要。

■ 舞鶴山公園(人間将棋) 住所:山形県天童市天童1173 ロープウェイ:大人往復450円、片道250円 営業時間:9:00〜17:00(季節変動あり) 人間将棋開催:毎年4月第3土・日曜 アクセス:JR天童駅から徒歩約15分
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02
天童温泉|夜の温泉街が、思ったより静かでよかった

天童温泉|夜の温泉街が、思ったより静かでよかった

天童温泉に泊まったのは、人間将棋の前夜だ。

駅から歩いて10分かからない。

温泉街としての規模は小さめで、

夜8時を過ぎると人もまばらになる。

それがよかった。

旅館の大浴場は源泉かけ流しで、

お湯の色はほぼ無色透明。

くせがなくて、長湯しやすい。

泉質はアルカリ性単純温泉で

肌がするっとする感じは翌朝も続いた。

夕食は山形牛が出た。

よく「山形はどこで食べても肉がうまい」と聞くが、

本当にそうだ。

霜降りの加減が絶妙で、薄切りでも満足感が高い。

サクランボや芋煮など、山形の食材が一皿ずつ出てきて、

メニューを読まなくても季節がわかった。

日帰り入浴を受け付けている宿も多い。

料金は500〜800円程度が相場。

舞鶴山観光のあとに立ち寄るのがちょうどいい流れだ。

■ 天童温泉 住所:山形県天童市鎌田本町周辺 泉質:アルカリ性単純温泉 日帰り入浴:各施設により異なる(目安500〜800円) 営業時間:施設により異なる アクセス:JR天童駅から徒歩約10〜15分
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03
天童市将棋資料館|駒ひとつに、職人の時間が詰まっている

天童市将棋資料館|駒ひとつに、職人の時間が詰まっている

正直、「資料館」という名前に期待していない。

そういう施設にありがちな、

ガラスケース越しに見るだけの展示を想像していたから。

入ってすぐに、違うとわかった。

天童産の将棋駒の歴史や製造工程が

かなり丁寧に展示されている。

職人が手彫りで仕上げた駒の断面写真、

漆を何十回も重ねる「盛り上げ駒」の実物。

ひとつの駒に100時間以上かかるものもあると知って、

将棋を指さない人間でも手が止まった。

体験コーナーでは駒への書き込みが試せる。

墨と筆で「王将」と書いてみたが、

職人の作例と並べると、差が歴然だ。

入館料は大人210円と安い。

そのぶん、じっくり見る人が多い印象だ。

滞在時間は1時間あれば十分だが、

興味が出てくるともう少し長くなる。

天童駅前にあるので、帰りの電車前に立ち寄れる距離だ。

■ 天童市将棋資料館 住所:山形県天童市本町1丁目1-1 市役所1F 入館料:大人210円、小・中学生100円 営業時間:9:00〜17:00 休館日:月曜・祝日の翌日・年末年始 アクセス:JR天童駅から徒歩約5分
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モデルコース

Day Trip 天童駅着 → 将棋資料館(1時間)→ 徒歩で舞鶴山へ → ロープウェイで山頂・展望台(1時間)→ 天童温泉で日帰り入浴 → 山形牛ランチ → 天童駅発
1 Night 1日目:天童駅着 → 将棋資料館 → 舞鶴山・ロープウェイ → 天童温泉の宿へチェックイン → 山形牛の夕食・大浴場でゆっくり。 2日目:朝風呂 → 朝食後チェックアウト → 駅周辺で将棋駒の土産を探す → 山形市内へ移動またはそのまま帰路
Travel Tips 人間将棋の開催日は宿が一気に埋まる。 4月第3週に合わせるなら、2か月前には予約したい。 将棋資料館は月曜休みなので要注意。 天童駅のコインロッカーは数が少ない。 荷物は宿に預けてから動くのが正解だ。

天童への行き方

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天童はレンタカーがおすすめ

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