愛媛県

砥部

文化街歩きグルメ

松山から車で30分。 そこに、やきものの町がある。 砥部焼という言葉は知っていても、実際に窯元が並ぶ町を歩いたことがある人は少ないだ。 白地に藍色の模様。 シンプルなのに、手放したくない器がある。 そして動物園まである、という意外さ。 砥部は、のんびり深く、一日使う価値がある場所だ。

Best Season 5月連休の砥部焼まつりは別格のにぎわい。 夏は動物園に朝イチで行くのが正解。 秋は窯元の路地が静かで、街歩きに一番いい季節だ。

砥部のおすすめスポット

01

砥部焼観光センター|手に取ると、欲しくなる

入口をくぐると、棚いっぱいに器が並んでいる。

圧倒される、というより、静かに引き込まれる感じ。

砥部焼の特徴は、あの白さだ。

乳白色というか、少し青みがかった白。

そこに呉須(ごす)で描かれた藍の模様が乗る。

魚、花、唐草。

どれも手描きだから、同じ柄でも微妙にちがう。

それが、また良かった。

観光センターでは、絵付け体験が1,000円前後からできる。

所要時間は約1時間。

白い素地に自分で筆を入れる。

「うまく描けるかな」と思っていたけど、藍色の絵具は意外に伸びがよく、線がすっと引けた。

焼き上がった作品は、後日郵送してもらえる。

届いた器を手にしたとき、また砥部に行きたくなった。

ショップには1,000円台から買える豆皿もある。

旅の最後に必ず寄る場所になった。

■ 砥部焼観光センター 住所:愛媛県伊予郡砥部町大南335 営業時間:8:30〜17:00 定休日:年中無休(年末年始を除く) 絵付け体験:1,000円〜(要問合せ) TEL:089-962-2311
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02

とべ動物園|入場500円で、ライオンと目が合う

入場料500円、という数字を聞いて少し驚いた。

安すぎないか、と。

広さは約40ヘクタール。

ゆっくり全部回ると3〜4時間はかかる。

ゾウ、ライオン、キリン、レッサーパンダ。

動物の種類は約180種。

規模感が、想像より全然でかかった。

特に印象に残ったのは、ホッキョクグマのコーナーだ。

ガラス越しに、あの白くて巨大な生き物と正面から向き合う。

目が合うと、足が止まった。

近い。

こわいくらい近い。

平日午前中に行くと、かなり空いている。

動物たちも活発に動いている時間帯だ。

子連れが多い場所だけど、大人だけで来ても全然楽しめる。

むしろ大人のほうが、じっと見てしまうだ。

ランチは園内のレストランより、近くのうどん屋に出たほうがいい。

そのほうが愛媛らしい午後になる。

■ とべ動物園(愛媛県立とべ動物園) 住所:愛媛県伊予郡砥部町上原町240 開園時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで) 休園日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 入場料:大人500円、高校生200円、中学生以下無料 TEL:089-962-6000
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03

砥部の街歩き|窯元の煙突と、静かな午後

砥部町には、100を超える窯元がある。

その多くが、住宅街の中にひっそりと工房を構えている。

観光センターからぶらぶら歩くと、玄関先に器を並べた小さな直売所に出くわす。

「いらっしゃい」ではなく、ただ並んでいる。

押しつけがない分、ゆっくり見られた。

梅野精陶所あたりの路地は特に好きだ。

煙突と、窯の匂いと、静かな時間。

これが「産地」というものだ。

砥部焼の器は、松山市内のデパートでも買えるけど、ここで買うのとはちがう。

作っている場所で手に取る、という体験が器に重なる。

それが、砥部まで来る理由だ。

昼ごはんは、町内のうどん屋「岡製麺所」が行列になっている。

地元の人が普通に食べに来る店。

釜あげうどんが600円台で、コシが強くて満足度が高かった。

観光客向けではない、その感じがよかった。

■ 砥部焼の窯元めぐり エリア:愛媛県伊予郡砥部町(とべちゃんバスで各窯元へアクセス可能) 見学可能な窯元あり(各窯元ごとに要確認) 砥部焼まつり:毎年5月3〜4日ごろ開催(窯元が多数出店、掘り出し物あり) とべちゃんバス:1日フリー乗車券300円
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モデルコース

Day Trip 9:00 とべ動物園→12:00 近隣うどん屋でランチ→13:30 砥部焼観光センターで絵付け体験→15:30 窯元の路地を街歩き→17:00 松山へ戻る
1 Night 1日目:松山市内で宿泊、夜は道後温泉と鯛めし。2日目:午前にとべ動物園→昼食後に砥部焼観光センターで絵付け体験→窯元めぐりと器の購入→夕方に松山空港へ。砥部は2日目に集中して回るのがちょうどいいペース。
Travel Tips 松山市内からは路線バスより「とべちゃんバス」が使いやすい。 1日フリー乗車券300円で窯元エリアを周遊できる。 絵付け体験は予約しておくと安心。 砥部焼まつり(5月連休)に合わせると、破格値の器に出会える。

砥部への行き方

ICカード利用可
Access Time
高松から 約1時間40分
大阪から 約3時間20分
名古屋から 約4時間
岐阜から 約4時間20分
福岡から 約4時間30分
鉄道 松山駅へ

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