那覇から船で2時間半。 たどり着いた島には、信号がない。 コンビニもない。 自動販売機すら、ほぼない。 そのかわりに、あった。 息が止まるほど青い海と、 時間の流れ方が違う静けさが。 渡名喜島は、沖縄にいることを忘れさせる島だ。
渡名喜島のおすすめスポット
渡名喜港|船が着いた瞬間、別の時代に降り立った
那覇・泊港からフェリーに乗って約2時間30分。
料金は片道2,630円。
港に着いたとき、出迎えてくれたのは民宿のおじいと、
のんびり歩くヤギだ。
港まわりは静かすぎて、少し笑った。
車の音がしない。
人の声も、ほとんどない。
集落に続く道は、琉球石灰岩の塀が続く。
フクギ並木が空を覆って、木漏れ日が揺れている。
観光地っぽさがゼロ。
ここに住む人たちの、普通の日常がそこにあった。
島の人口は約380人。
島全体が重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
それを知ったのは帰ってからで、
現地では「なんか、すごく落ち着く集落だな」とだけ思っている。
情報より先に、空気が体に入ってきた。
ハテノ浜|本当に、ここは日本なのか
渡名喜島から船で10〜15分。
そこに、細長い砂州が浮かんでいる。
ハテノ浜。
島の民宿に頼めば、グラスボートで連れて行ってくれる。
料金は1人2,000円前後。
浜に降り立った瞬間、声が出ない。
どこまでも続く白い砂。
左右どちらを見ても、海しかない。
建物も、木も、電柱も、何もない。
海の色が変わるのを、ぼーっと見ている。
エメラルドから、ターコイズブルーへ。
その境界線がくっきりしていて、絵みたいだ。
人も少ない。
シーズン中でも、10人いれば多い方だと地元の人が言っている。
久米島のハテの浜とよく間違われるが、
ここは渡名喜のハテノ浜。
メジャーじゃない分、静かで、独占感がある。
ここだけで、来た甲斐があった。
渡名喜ビーチ|地図に載っていない静けさ
島内のビーチは、整備されすぎていない。
それがいい。
渡名喜ビーチは集落から歩いて10分ほど。
駐車場もシャワーも簡素で、売店はない。
水だけは持って行く必要がある。
平日の昼間、海に入っていたのは3人だ。
地元の子どもたちが2人と、旅行者らしき女性が1人。
あとは、波の音だけ。
透明度が高くて、足元の砂がはっきり見える。
珊瑚のかけらが混じった砂浜は、歩くとサクサク音がする。
夕方、ビーチに戻ったら誰もいなくなっている。
水平線が真っ赤に染まっていくのを、
ひとりで見ている。
誰かに送りたい写真が撮れた。
でも、この静けさは写真じゃ伝わらない。
渡名喜は、ひとりで来てよかった島だ。
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渡名喜島への行き方
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