十和田湖の風景
青森県

十和田湖

自然

湖面が鏡になる朝がある。 風がなくて、音もなくて、水と空の境界線が消える。 十和田湖に来るたびに、その静けさに少し驚く。 青森の奥地まで来た疲れが、気づけばどこかへいってしまう。 そういう場所だ。

Best Season 紅葉なら10月中旬〜下旬が最高。 湖と渓流が同時に色づく。 冬の氷柱と雪景色も本物だが、アクセスと防寒の準備だけは抜かりなく。

十和田湖のおすすめスポット

01

十和田湖遊覧船|霧の中、湖はゆっくり動いている

乗船時間は約50分。

料金は大人1,400円。

正直、最初は「ただの船旅でしょ」。

出発してすぐに、考えが変わった。

カルデラ湖特有の深い青が、船の真下まで続いている。

透明度が高くて、底が見えないのに底まで見えそうな、不思議な水の色だ。

秋は両岸の紅葉が湖面に映り込む。

赤と橙と黄色が水の上にも広がって、船の中からため息が出た。

冬季は運休になる。

10月下旬が紅葉のピーク。

その時期に乗れたなら、かなり運がいい。

休屋港から出て、中山半島を回り、また戻ってくるルート。

途中、切り立った岸壁が迫ってくる場面がある。

湖なのに、海みたいに雄大で、少し怖いくらいだ。

■ 十和田湖遊覧船 住所:青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486 料金:大人1,400円、子ども700円 運航期間:4月中旬〜11月上旬 所要時間:約50分 問い合わせ:0176-75-2909
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02

奥入瀬渓流|14キロを、ひたすら歩く理由

十和田湖の水が流れ出す場所が、奥入瀬渓流の始まりだ。

子ノ口から焼山まで、全長約14キロ。

全部歩こうとすると4〜5時間かかる。

最初に来たとき、途中で引き返した。

体力より先に、情報量に圧倒されたからだ。

苔が木を包んで、水が岩を削って、光が葉の間から落ちてくる。

同じ渓流なのに、10メートル歩くごとに景色が変わる。

"雲井の滝"や"阿修羅の流れ"といったポイントがあるけど、名前のついていない場所のほうが好きだ。

冬は渓流に氷柱が下がる。

別の場所になる。

夏の緑、秋の紅葉、冬の氷。

三回来て、やっと全部見た気がした。

バスで途中下車して、歩いて次のバスに乗る。

そのつまみ食い方式が、個人的にはおすすめだ。

■ 奥入瀬渓流 住所:青森県十和田市大字奥瀬(子ノ口〜焼山) 入場料:無料 散策時間:全行程4〜5時間(14km) アクセス:JR青森駅からバスで約2時間30分 ※冬期は路面凍結に注意
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03

乙女の像|湖畔に立つ二人は、何を見ているのか

高村光太郎の遺作、と聞いて来た。

実物を前にすると、説明が邪魔に感じた。

像の高さは約2.1メートル。

二人の女性が向かい合い、背中合わせにもなっている、不思議な構図だ。

何度見ても、向き合っているのか、離れようとしているのか、わからない。

湖畔の木立の中に立っている。

観光客は写真を撮って去っていく。

でも5分だけ、像から離れて湖側に立ってほしい。

像越しに十和田湖が見える構図が、ここで一番好きな景色だ。

秋は周囲の木々が色づいて、像が紅葉の中に浮かぶ。

冬は雪をまとう。

どの季節も似合うのに、どの季節も違う表情をしている。

入場料はない。

休屋の観光エリアから歩いて5分ほど。

それだけの距離なのに、急に静かになる。

■ 乙女の像 住所:青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋 入場料:無料 見学時間:自由 アクセス:休屋バス停から徒歩約5分 制作:高村光太郎(1953年設置)
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モデルコース

Day Trip 9:00 休屋着 → 乙女の像 → 10:00 遊覧船(50分) → 12:00 昼食 → 13:30 バスで奥入瀬渓流(阿修羅の流れ〜雲井の滝エリアのみ) → 16:00 解散
1 Night 【1日目】奥入瀬渓流を午前中にじっくり歩く→渓流沿いの宿に宿泊(星野リゾート奥入瀬渓流ホテル等)【2日目】早朝に乙女の像で静けさを体感→遊覧船で湖を一周→休屋で昼食後、帰路へ
Travel Tips 遊覧船は10月下旬が紅葉ピーク。 乗船は事前確認を。 奥入瀬はバス+徒歩の組み合わせが賢い。 冬に来るなら防滑ブーツは必須。 路面が凍る。 休屋周辺の駐車場は紅葉シーズン早朝に埋まる。

十和田湖への行き方

ICカード利用可
Access Time
aomoriから 約2時間
東京から 約3時間20分
水戸から 約4時間5分
前橋から 約4時間20分
高崎から 約4時間20分
鉄道 八戸駅へ

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