大分空港から車で約1時間。 着いた瞬間、空気が変わる。 石畳、白壁、静かな路地。 臼杵には、時間がゆっくり流れている場所がある。 国宝の石仏に、武家屋敷の道に、異国の香りのするレストランまで。 どこか遠くに来た気がして、でもどこか懐かしい。 そういう旅を、臼杵はくれる。
臼杵のおすすめスポット
臼杵石仏|岩の中から、1000年前の視線が返ってくる
正直、舐めている。
「石仏でしょ」くらいの気持ちで向かった。
入場料は550円。
ゲートをくぐって、坂道を5分ほど歩く。
木漏れ日の中に、突然現れる。
岩壁にずらりと並ぶ仏たち。
高さは3メートルを超えるものもある。
どの顔も、穏やかで、少し微笑んでいる。
ホキ石仏第一群、第二群、古園石仏群。
全部で61体。
平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られた。
かつては仏頭が落ちていた時期もあった。
発掘・修復されて、今の姿がある。
落ちた頭が、きちんと体の上に戻っている。
その事実を知ってから見ると、また違う感情が湧く。
滞在時間は約40分。
でも、もっといたかった。
圧倒されるよりも、なんか、会いに来た感じがする場所だ。
二王座歴史の道|ここだけ、江戸時代に置いてきぼりにされた路地
観光マップに載っていなければ、素通りしている。
臼杵城跡のそばから始まる石畳の路地。
歩いてみると、すぐわかる。
「これは、保存されたものじゃない」と。
今も人が住んでいる。
洗濯物が干してある。
猫がいる。
そういう、生きた町並みだ。
白壁の武家屋敷が両側に続く。
道の幅は2〜3メートルほど。
石畳の感触が、スニーカー越しにも伝わってくる。
途中に寺が7軒ある。
龍源寺、大超寺、光明寺…。
少し路地を入ると、また別の寺の門が見えてくる。
歩くのに30〜40分あれば十分まわれる。
人も少なくて静かだ。
平日の午前中がとくによかった。
臼杵城跡と合わせて歩くと、半日がかりになる。
それでも、疲れない不思議な場所だ。
サーラ・デ・うすき|城下町のど真ん中で、南蛮の空気を吸う
臼杵は、戦国時代にキリスト教が栄えた土地だ。
ザビエルも来た。
その歴史を知ってから、このレストランに入ると面白さが増す。
旧家を改装した建物で、天井が高い。
石畳のエントランス。
古い梁がそのまま残っている。
ランチは1,500円〜2,500円くらいが相場。
地元の野菜を使った料理が中心で、南蛮文化をテーマにしたメニューもある。
とくに「フランシスコ・ザビエルにちなんだポルトガル風の一皿」は、見た目もおもしろかった。
混みすぎず、でも地元の人も来ている感じ。
観光客向けに振り切っていない。
そのバランスが、居心地よかった。
営業は11:30〜14:00(ランチのみの日もある)。
夜は予約が必要なことが多い。
事前に電話で確認してから行くのが確実だ。
食べ終わって外に出たら、また城下町の路地が続いている。
旅の中に、ちゃんとメリハリができる場所だ。
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臼杵への行き方
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