唐津から車で30分。 気づいたら、漁港の匂いがしてくる。 呼子は、そういう町だ。 イカで有名なのは知っている。 でも実際に来てみると、朝市の喧騒や、玄界灘の風や、断崖に空いた穴の話が、全部まとまって「呼子」になる。 小さな港町に、濃度が高すぎるものが詰まっている。
朝7時、200mほどの通りに露店が並び、イカの一夜干しや漬物の匂いに朝市の声が重なる。玄界灘の風が、港町の朝をきりりと引き締めていく。透き通るイカの活造りを本場で味わう体験は、ここでしか叶わない。人気店・河太郎は開店前から並ぶ価値があり、断崖に穴の空いた七ツ釜へは遊覧船か徒歩でアプローチできる。朝市は12時ごろには店じまいが始まるため、早起きが勝ちだ。拠点は唐津駅で、そこから車で約30分。現地では車が必要になるため、移動手段は事前に確保しておきたい。
呼子のおすすめスポット
呼子朝市|朝7時、ここだけ時間が違う
朝7時に着いた。
もう人がいた。
200mほどの通りに、露天が並んでいる。
イカの一夜干し、干物、地元のおばちゃんが漬けた漬物。
値段は書いていないものもある。
聞いたら答えてくれる、それだけ。
イカの一夜干しを1枚400円で買った。
その場で焼いてもらって食べた。
甘い。びっくりするくらい甘かった。
観光客向けのきれいな市場、じゃない。
地元の人も普通に買い物している。
そこがいい。
朝8時を過ぎると混んでくる。
7時台に来るのが正解だ。
毎日開いているが、元旦だけは休む。
年中無休って書いてあるのに、元旦だけ休む。
なんかそれが、呼子らしかった。
イカ活造り|透明なイカが、まだ動いている
河太郎に入ったのは11時半。
開店直後だったのに、もう満席に近かった。
30分待って、カウンター席に通された。
活造り定食を頼んだ。2,800円。
しばらくして、透明なイカが来た。
足がまだ動いている。
ちょっと怖かった。
箸をつけると、とろける。
コリコリとか、そういう食感じゃない。
甘くて、滑らかで、なんか申し訳ない気持ちになる。
それくらい、うまかった。
食べ終わった胴体部分は、天ぷらか塩焼きにしてくれる。
これも頼んだ。正解だ。
呼子のイカは、玄界灘で獲れたものをそのまま生けすに入れている。
冷凍していない。
だからこの透明感が出る。
スーパーで売っているイカとは、別の食べ物だ方がいい。
七ツ釜|玄界灘が、岩を7つ削り取った
遊覧船で行くか、歩いて行くか。
歩いた。片道20分くらい。
駐車場から遊歩道を進むと、突然、視界が開ける。
玄界灘がある。
そして、岩壁に穴が7つ、並んでいる。
波が何万年もかけて削った洞窟だ。
遊覧船に乗ると、洞窟の中に入れる。
大人1,200円。所要時間は約40分。
晴れた日は海の色がエメラルドグリーンになる。
その色が、洞窟の天井に反射して揺れる。
しばらく言葉が出ない。
風が強い日は欠航する。
そこだけ注意が必要だ。
行く前に必ず確認した方がいい。
波が荒れていても、岬からの眺めはよかった。
玄界灘の水平線と、断崖の迫力は、船に乗らなくても感じられる。
でも、できれば乗った方がいい。あの空間は、外から見るだけじゃわからない。
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呼子への行き方
📍 Googleマップで見る →現地の駐車場情報は公式サイトでご確認ください
ビジネスホテルから旅館まで幅広い選択肢。
佐賀を拠点に呼子へ日帰り・宿泊の旅も便利です