那覇から車で約40分。 そこに、観光地らしくない沖縄がある。 読谷村は、派手さとは無縁だ。 でも一度行くと、なぜかまた来たくなる。 海の色も、焼き物の手触りも、石積みの匂いも。 ぜんぶ、ここにしかないものだ。
読谷村のおすすめスポット
残波岬|断崖の端に立つと、海がうるさいほど青い
駐車場から歩いて5分ほど。
突然、視界が開ける。
高さ30mの断崖が、2kmにわたって続いている。
その迫力に、声が出ない。
岬の先端に立つと、風が強い。
波が岩にぶつかる音が、思ったより大きくて。
綺麗とか美しいとか、そんな言葉じゃ足りない気がした。
残波岬灯台には登れる。
入場料200円。
急な螺旋階段を上ると、360度が海と空だけになる。
水平線がこんなにくっきり見えるのかと、少し驚いた。
夕方16時すぎに訪れると、観光客がぐっと減る。
その時間帯に、また来たいと思っている。
岬に落ちる夕陽を、ひとりで見たかった。
やちむんの里|窯の煙と、静かな時間が流れる場所
石畳の小道に入った瞬間、空気が変わった。
やちむんの里は、陶芸家たちが集まる工房の集落だ。
20以上の窯元が、それぞれのペースで焼き物を作っている。
ショップに入ると、どこも雰囲気がぜんぜん違う。
大嶺實清の工房は、大きな甕が並んでいて圧倒される。
こっちは小ぶりなマグカップが得意、あっちは古典的な柄。
そうやって見比べながら歩くだけで、1時間はあっという間だ。
値段は正直安くない。
マグカップ1個で2,500円〜4,000円くらい。
でも手に取ると、重みと温度が違う。
「これは毎日使うな」と思ったものだけ、買うことにした。
平日の午前中が静かでいい。
職人さんと話せることもある。
そのひとことが、焼き物の見方を変えてくれた。
座喜味城跡|石積みの上で、600年前を想像する
世界遺産という看板より先に、石積みの迫力が来る。
15世紀初頭に築かれた城。
その石垣が、今も崩れずに立っている。
アーチ型の城門をくぐると、城内に出る。
広い芝生が広がっていて、観光地感がまるでない。
子どもが走り回っている。犬を連れた地元のひとがいた。
誰でも、ただ入れる場所だ。
城壁の上に登れる。
高さは10mほど。
那覇方面まで見渡せて、読谷村の海岸線が一望できる。
ここを設計した護佐丸という武将のことを、後から調べた。
曲線の石積みは、当時の技術の粋だったらしい。
知ってから見返すと、また違う場所に見えてくる。
入場は無料。夜間は閉鎖。
朝8時半に行くと、誰もいないことが多い。
その静けさが、ここの本来の姿に近い気がした。
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読谷村への行き方
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