与路島の風景
鹿児島県

与路島

自然秘境

鹿児島から船で約11時間。 フェリーを降りた瞬間、時計が止まった気がした。 与路島には信号がない。 コンビニもない。 でも、そのぶん空が広くて、海が本気だ。 「秘境」という言葉を軽く使いたくないけれど、ここは本当に、まだ誰にも荒らされていない島だ。

Best Season 5〜9月が海のベストシーズン。 特に6〜8月は透明度が最高潮。 台風シーズンと重なるため、フェリー欠航のリスクも織り込んで日程に余裕を持たせること。

与路島のおすすめスポット

01

百合ヶ浜|干潮だけが見せてくれる、海の上の砂浜

潮位表を確認してから船を頼む。

そこから始まる、百合ヶ浜への道のり。

干潮時間の前後2時間しか現れない。

砂浜なのに、周りが全部海。

足元まで透明なエメラルドグリーンが広がっている。

砂の白さが異常だ。

太陽の光を受けて、目を細めないと直視できないくらい。

グラスボートで向かうと、船底越しに魚が見える。

そのまま砂浜に上陸すると、水温が想像より冷たくて声が出た。

滞在できるのは1〜2時間ほど。

潮が満ちてくると、文字通り沈んでいく。

その焦りも含めて、百合ヶ浜の体験だ。

観光船は与路島の港から出ている。

料金は1人2,500円前後。

事前予約が必須で、天候・潮汐次第で欠航になる。

そこも含めて、覚悟してほしい。

■ 百合ヶ浜 場所:与路島沖(グラスボートで約15分) 料金:2,500円前後(要問い合わせ) ※干潮前後2時間のみ出現。天候・潮汐により欠航あり 問い合わせ:与路島観光協会または民宿経由で予約
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02

ケンタウロスビーチ|地元の人に聞いて、やっとたどり着く

観光マップに載っていないビーチがある。

民宿のおじさんに「行ってみ」と言われて、半信半疑で向かった。

集落から歩いて約20分。

道が細くなって、草をかき分けて、「本当にここか?」と思ったところで海が現れた。

誰もいない。

完全に、誰も。

珊瑚の白い砂と、透明すぎる海だけがあった。

名前の由来は不明だけど、地元では普通に「ケンタウロス」と呼ばれている。

足を踏み入れると、砂が細かくて沈む感じがする。

シュノーケルを持っていったら、10分で熱帯魚に囲まれた。

道具がなくても、ただ座っているだけで十分だ。

整備された施設は何もない。

トイレも売店もない。

水と食料は必ず持参すること。

帰り道、足が砂まみれになるのも込みで、好きになった。

■ ケンタウロスビーチ 場所:与路島・与路集落より徒歩約20分 料金:無料 設備:なし(トイレ・売店なし) ※正式な案内板がないため、地元の方や宿泊施設で道を確認推奨
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03

与論城跡|草の中に、400年前の石積みが残っている

海ばかり見ていると、島の奥に目が向かなくなる。

与論城跡は、集落のはずれにある小高い丘の上にある。

14世紀に琉球王国が築いたとされる城。

グスク(琉球の城)のつくりで、石積みの城壁が今も残っている。

登り口から頂上まで15分ほど。

道は整備されているようで、足元は油断できない。

革靴では来ないほうがいい。

城壁に手を触れると、積み方が独特だとわかる。

漆喰を使わず、石だけを積み上げている。

それが何百年も崩れずにいる。

頂上からは与路島の集落と、その先の海が一望できる。

観光客はほぼゼロ。

ひとりで風に吹かれながら、琉球の時代に思いを馳せた。

入場無料。

営業時間という概念がない。

誰も管理していないけれど、誰も荒らしていない。

そういう島だ。

■ 与論城跡 場所:鹿児島県大島郡与論町(与路集落より徒歩約15分) 料金:無料 営業時間:常時開放 ※舗装されていない箇所あり。スニーカー以上の靴推奨
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モデルコース

Day Trip 9:00 港着→百合ヶ浜(干潮に合わせて船で出発)→昼食(島の食堂)→ケンタウロスビーチ→与論城跡→17:00 フェリー乗船
1 Night 1日目:百合ヶ浜(干潮時間に合わせて午前出発)→ケンタウロスビーチでシュノーケル→民宿泊(島料理の夕食)。2日目:早朝の海散歩→与論城跡→昼食後フェリーで帰路。島の時間に合わせてスケジュールを組むのが正解。
Travel Tips フェリーは鹿児島から約11時間、沖縄・那覇からは約3時間。 那覇発のルートが現実的。 宿は島内に数軒のみ、繁忙期は早めの予約が必須。 百合ヶ浜は潮汐表を必ず事前確認すること。 現金のみの店が多い。

与路島への行き方

Access Time
東京から 約3時間
大阪から 約3時間
福岡から 約3時間
名古屋から 約3時間35分
高松から 約4時間30分
鹿児島港

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