湯河原の湯河原温泉街
神奈川県

湯河原

温泉自然街歩き

Photo by Yoshi Canopus / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

温泉春の絶景歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごす街歩き車なしOK日帰り最適

東京から電車で90分。 そんな近さに、こんな場所があったのか。 湯河原は派手じゃない。 でも、着いた瞬間に空気が変わる。 温泉の匂いと、山から降りてくる風と。 「ちょっと疲れたな」という日に、ふと思い出す町だ。

細い路地の木製の建具から漏れる光が黄色く揺らぎ、橋の上からは川沿いの旅館に立ちのぼる湯気が見える。石段の上の寺からは鐘の音が谷間を伝い、湯気とともに消えていく。万葉集にも詠まれ、北原白秋ら文人墨客に愛された湯に、かつての旅人と同じように浸かれるのはこの地ならではだ。藤木川沿いの万葉公園では川音に包まれて散策を、温泉街では足湯も楽しめる。駅から徒歩10分ほどの城願寺では、ビャクシンの大木が迎えてくれる。拠点は湯河原駅。周辺を広く回るならレンタカーもおすすめだ。

Best Season
11月上旬の紅葉シーズンが最高と聞いた。 梅の時期(2月)も温泉街に人が増える。 真夏は渓谷の涼しさが気持ちいい。 混雑を避けるなら平日の秋がいい。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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湯河原のおすすめスポット

01
湯河原の湯河原温泉街|路地の奥に、昭和がそのまま残っている

湯河原温泉街|路地の奥に、昭和がそのまま残っている

温泉街のメインストリートを歩いた。

観光地っぽい派手さは、ほとんどない。

川沿いに旅館が並んで、橋の上から湯気が見える。

足湯は無料で、タオル持参が正解だ。

ちょっと路地に入ると、雰囲気が変わる。

古い旅館の看板、細い階段、干された浴衣。

観光客向けに整備された感じがなくて、それがよかった。

地元の人が普通に買い物している商店街も残っている。

和菓子屋で温泉まんじゅうを買った。1個120円。

熱くて、甘さが控えめで、歩きながら食べた。

夕方になると、宿の明かりがぽつぽつと灯る。

その時間の温泉街が、いちばんよかった。

観光じゃなくて、生活の匂いがする場所だ。

■ 湯河原温泉街 住所:神奈川県足柄下郡湯河原町湯河原 アクセス:JR湯河原駅から徒歩15分またはバス5分 足湯:無料(タオル持参推奨) ※温泉街の散策は日中〜夕方がおすすめ
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02
湯河原の万葉公園|渓谷の中に、静かな時間が流れている

万葉公園|渓谷の中に、静かな時間が流れている

温泉街の奥、藤木川沿いに万葉公園がある。

入口からすでに空気が違った。

木が多くて、川音がずっと聞こえる。

「万葉集」にちなんだ歌碑が点在していて、歩きながら読める。

こういう仕掛け、普段は素通りするタイプだけど、ここでは足が止まった。

石に刻まれた文字と、周りの景色が合っている。

公園の奥に「独歩の湯」という足湯エリアがある。

入場料200円で、石畳の上に湯船がいくつか並んでいる。

温度が違う湯船を移動しながら、1時間近くいた。

気づいたら足がだるくなっている。効いてる感じがした。

紅葉の季節に来た人に話を聞いたら、「別の場所みたいだった」と言っている。

11月上旬が狙い目らしい。

この景色が赤や黄色に染まるのか、と想像した。

■ 万葉公園 住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上623 アクセス:JR湯河原駅からバス「温泉場中央」下車、徒歩3分 入園:無料 独歩の湯(足湯):200円 / 営業時間 9:00〜18:00(季節により変動) 定休日:火曜日
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03
湯河原の城願寺|樹齢800年の木の前で、言葉がなくなった

城願寺|樹齢800年の木の前で、言葉がなくなった

湯河原駅から歩いて10分ほど。

城願寺は、観光客がほとんどいない。

境内に入ってすぐ、大きな木が目に飛び込んでくる。

ビャクシン、という種類の木で、樹齢800年以上と書いてあった。

幹の太さが尋常じゃない。

枝が空に広がって、見上げると空が切り取られている。

時間が止まったような感覚、という表現はよく使われるけど、ここでは本当にそう感じた。

800年前から、ここにあったんだと、自分の悩みが急にどうでもよくなった。

本堂の脇に、土肥実平という武将の墓がある。

頼朝を助けた人物で、湯河原とゆかりが深いらしい。

観光地として売り出されていないから、静かに参れる。

それがよかった。

温泉に入る前にここへ来て、頭を空にしてから宿に向かった。

その順番が、正解だったと思っている。

■ 城願寺 住所:神奈川県足柄下郡湯河原町城堀252 アクセス:JR湯河原駅から徒歩約10分 拝観料:無料 参拝時間:9:00〜16:00ごろ(目安) ※ビャクシンは境内に入ってすぐ左手
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モデルコース

Day Trip 湯河原駅着10:00→城願寺(徒歩10分)→万葉公園・独歩の湯(昼食含め2時間)→温泉街散策・足湯・まんじゅう→日帰り入浴(15:00〜)→17:00帰途
1 Night 1日目:城願寺→万葉公園→温泉街ぶらり→宿チェックイン・夕食・温泉。2日目:朝風呂→朝の温泉街散歩(人が少なくて最高)→湯河原駅前で土産購入→昼前に出発。温泉は朝が一番空いている。
Travel Tips 湯河原駅前の観光案内所で無料の散策マップをもらうべきだ。 路地歩きは歩きやすい靴必須。 日帰り入浴は15時以降は混む。 13〜15時のすき間が狙い目。 駐車場は少ないので電車が正解。

湯河原への行き方

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