硫黄の匂いが、鼻をついた瞬間に気づく。 ああ、来た、。 蔵王温泉は標高880メートル。 麓とは空気が違う。 冬は雪が深く、温泉の湯気が白く立ちのぼる。 スキーをして、汗をかいて、強酸性の湯に飛び込む。 そういう旅だ。 派手さはない。でも、何度でも来たくなる場所がここにある。
蔵王温泉のおすすめスポット
蔵王温泉大露天風呂|硫黄と雪と、空だけがある場所
4月下旬から11月上旬しか入れない。
それを知ったとき、冬に来た自分を少し悔やんだ。
でも冬の内湯だって、十分すごかった。
源泉温度は約50℃。
pH1.4という強酸性で、肌にじんじん来る。
とにかく白い。
お湯が濁っているんじゃなく、白くなっている。
大露天風呂は入浴料600円。
5月の連休に再訪したとき、岩風呂から見た空が忘れられない。
雪解けの水音と、硫黄の匂いと、青い空。
タオル1枚で来てよかった。
朝7時から開いているので、早朝がおすすめだ。
観光客がまだ少ない時間帯に、独り占めに近い状態で入れた。
湯冷めしないうちに宿に戻る、その15分が気持ちいい。
樹氷高原|モンスターと呼ばれる理由が、そこにあった
ロープウェイで上がった先に、異形のものが立ち並んでいた。
「樹氷」という言葉では足りない気がした。
蔵王のアオモリトドマツは、冬になると氷と雪をまとう。
高さ3〜4メートルほどにもなる。
それが斜面を埋め尽くしている。
スキー場のゲレンデを滑りながら、横目で見ると圧倒される。
晴れた日は特にすごい。
青空に白いモンスターの群れが映える。
写真では伝わらない密度がある。
樹氷高原駅からさらに山頂線に乗り継いで地蔵山頂駅へ。
ロープウェイ往復で1人2,400円ほど。
2月が最も見ごたえがある時期だ。
ナイター営業日には夜のライトアップもある。
昼とはまた違う、青白い静けさがあった。
刈田岳|夏に来て、初めてわかる蔵王のもう一つの顔
標高1,758メートル。
冬はスキーで来る山が、夏は全く別の山になる。
蔵王エコーラインを車で上がると、刈田岳山頂に近い駐車場まで行ける。
7月にも残雪が残っている。
そこから10分ほど歩くと、御釜が現れる。
火口湖だ。
直径330メートル、深さ約27メートル。
エメラルドグリーンとも呼ばれるが、その日の光によって色が変わる。
晴れの日の午前中が一番きれいに見えると聞いた。
くもりの日でも、神秘的な色をしている。
風が強い。
フリースを1枚持っていったが、それでも寒かった。
7月でも防寒具は必須だ。
駐車場から往復30分ほど。
そんな短時間で、こんな景色が見られるとは思っていない。
モデルコース
蔵王温泉への行き方
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