びふか温泉のびふか温泉
北海道

びふか温泉

温泉自然街歩き

Photo by Soica2001 (talk) / Wikimedia Commons (Public domain)

温泉雪景色自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ

北海道の内陸深く、美深町。 観光地らしい派手さは何もない。 それでも冬になると、ここに来たくなる。 極寒のなかで湯に浸かり、雪原を眺める。 その静けさが、妙に忘れられない。 旭川から車で約1時間半。 たどり着いた先に、こんな場所があったのか。

氷点下の朝、露天の湯船から顔を上げれば眉毛が凍るほどの冷気。それでも湯は熱く、体の芯までゆっくり溶けていく。極寒の雪原を眺めながらの湯浴みという、内陸の美深町ならではの体験がここにはある。周辺ではトドマツやカラマツの樹氷林を歩くスノーシューや、農業遺産体験施設での泥炭地農業の学び、音威子府村の珍しい潮吹き井戸の見物も楽しめる。火曜定休には注意を。拠点は札幌駅で、現地へはバスも通じるがレンタカー推奨。冬は本気の防寒装備と、露天用の帽子かタオルを忘れずに。

Best Season
冬(12月〜3月)がおすすめ。 極寒の露天風呂と雪原の静けさは、この季節だけの体験。 夏はカヌーシーズンで賑わうが、静かに過ごすなら断然冬。
Stay
・2泊以上

びふか温泉のおすすめスポット

01
びふか温泉のびふか温泉|マイナス20℃の外気と、41℃の湯のあいだで

びふか温泉|マイナス20℃の外気と、41℃の湯のあいだで

冬の朝イチで入った。

気温はマイナス17℃だ。

露天風呂に出た瞬間、眉毛が凍った。

それでも湯船の中は熱くて、体の芯まで溶けていく感じがした。

泉質はナトリウム塩化物泉。

ぬるっとした肌触りで、上がったあとも体がずっとあたたかい。

湯上がりに飲んだ牛乳が200円。

小さなことだけど、ちゃんと覚えている。

内湯も広くて、地元のお年寄りが朝から来ている。

観光客が少ないぶん、妙にのんびりできる。

温泉スタンドも施設の外にあって、地元の人がポリタンクで汲んでいく姿が日常的だ。

ここは「天塩川温泉」とも呼ばれることがある。

天塩川がすぐそこを流れていて、冬は雪に埋もれた川沿いの景色が窓から見える。

それだけで、来た価値があると思えた。

■ びふか温泉(びふかアイランド内) 住所:北海道中川郡美深町字紋穂内142 料金:大人 600円、子ども 300円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付 20:30) 定休日:毎週火曜日 TEL:01656-2-2100
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02

美深町の街なか|何もないと思っていたら、あった

温泉だけで帰るつもりだ。

でも昼前に少し歩いてみた。

道の駅「びふか」には地元の野菜や乳製品が並んでいて、思ったより充実している。

美深産の牛乳を使ったソフトクリームが350円。

冬なのに食べた。おいしかった。

美深といえばチョウザメ。

ここはチョウザメの養殖が盛んで、道の駅でキャビアの加工品も売っている。

小さな瓶で2,500円ほど。北海道の内陸でキャビアを買うとは思っていない。

JR美深駅もすぐ近くにある。

無人駅で、ホームは雪に埋まっている。

列車は1日数本しか来ない。

それでも駅舎がきちんと整備されていて、地元の人が大事にしていることが伝わってくる。

派手なものは何もない。

でも歩いていると、なぜか落ち着く。

そういう街だ。

■ 道の駅 びふか 住所:北海道中川郡美深町字西町40番地3 営業時間:9:00〜18:00(冬季短縮あり) 定休日:年末年始 TEL:01656-2-4851 ■ JR美深駅 住所:北海道中川郡美深町字西町
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03

天塩川沿いの雪原|音がない

温泉施設のすぐ横に、天塩川が流れている。

冬は川沿いが一面の雪原になる。

夕方4時ごろに歩いてみた。

風もない。

本当に何も聞こえない。

雪を踏む自分の足音だけが、妙に大きく聞こえる。

空はオレンジとグレーが混ざったような色だ。

日が落ちるのが早い。

北海道の冬の夕暮れは、せわしない。

夏にはカヌーが盛んな川らしい。

天塩川は源流が美深町の北にあって、日本海まで流れていく。

そういう川が、静かに凍りかけている。

たいして長く歩いたわけじゃない。

15分くらいだ。

でも帰りに温泉に再入浴した。

夜の露天風呂は朝より静かで、星が出ている。

追加料金なしで再入浴できたのも、ありがたかった。

来てよかったと、また思った。

■ 天塩川沿い遊歩道(びふかアイランド周辺) 住所:北海道中川郡美深町字紋穂内(びふか温泉周辺) 料金:無料 備考:冬期は除雪状況により歩行注意。日没が早いため16時前には戻ること
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モデルコース

Day Trip 旭川発 → 車で1時間30分 → 美深駅・街なか散策(30分)→ 道の駅びふかでランチ・買い物(40分)→ びふか温泉で入浴(90分)→ 天塩川沿い散歩(15分)→ 旭川へ帰路
1 Night 1日目:旭川発 → 美深着・チョウザメ関連スポット見学 → 道の駅で買い物 → びふか温泉チェックイン・夜の露天風呂を堪能。2日目:朝イチで温泉入浴(マイナス気温の露天が最高)→ 天塩川沿いを朝散歩 → チェックアウト後、美深でランチ → 旭川へ
Travel Tips 冬に行くなら防寒は本気で準備すること。 マイナス15℃以下になる日も普通にある。 露天風呂は頭が凍る。帽子かタオルを持ち込んで。 旭川から公共交通機関では不便なので、レンタカー推奨。 週1回の定休日(火曜)だけは注意。

びふか温泉への行き方

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