オソウシ温泉の風景
北海道

オソウシ温泉

温泉自然街歩き

Photo by Soica2001 / Wikimedia Commons (Public domain)

温泉自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ街歩き向け

山の奥へ、奥へと車を走らせる。 人の気配がどんどん薄くなる。 そのうち、湯けむりが見えてくる。 オソウシ温泉は、北海道・南富良野の山中に突如現れる秘湯だ。 日高山脈の懐に抱かれ、標高約700mの場所にひっそりと立っている。 「こんな場所に、本当にあるのか」と思いながら着いた。

北海道湧別町の原野に湧くオソウシ温泉は、観光路から外れた秘湯として道内の温泉愛好家に知られる存在だ。硫黄の香りが立ち込める浴場に浸かれば、オホーツクから運ばれてきた冷たい風との温度差が全身に心地よく刻まれる。雪原を歩いてオソウシ灯台へ向かうと、流氷の季節には白い海原が地平まで広がり、音のない世界が広がる。湧別町郷土館には屯田兵が切り拓いた開拓の記録が残り、この厳しい大地で生きた人々の息遣いを感じ取れる場所だ。

Best Season
冬(11〜3月)が一番好きだ。 雪景色と温泉の組み合わせは格別。 夏の新緑シーズンも川の緑が美しく、静かに過ごせる穴場的な時期。
Stay
・2泊以上

オソウシ温泉のおすすめスポット

01
オソウシ温泉 鹿の湯荘|何もない、がすべてだ

オソウシ温泉 鹿の湯荘|何もない、がすべてだ

建物は古い。

ロビーも飾り気がない。

それがいい。

源泉かけ流しの湯は、ほんのり硫黄の匂いがした。

温度は約43℃。

熱すぎず、ぬるすぎない、ちょうどいい温度だ。

内湯から窓の外を見ると、すぐそこに森がある。

11月に訪れたとき、雪がちらついている。

誰もいない。

貸し切り状態で、40分ほど湯に沈んでいた。

泉質は含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。

肌がつるつるになる。

これが「美人の湯」と呼ばれる理由が、湯から上がってわかった。

日帰り入浴は700円。

10時から受け付けている。

宿泊すると、誰もいない早朝の湯を独占できる。

それだけで、泊まる価値がある。

■ 鹿の湯荘(オソウシ温泉) 住所:北海道空知郡南富良野町字幾寅 日帰り入浴:700円 営業時間:10:00〜20:00(要確認) アクセス:JR幾寅駅から車で約20分 電話:0167-52-2141
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02

オソウシの冬景色|白くなった世界に、ただ立っている

11月の南富良野は、もう冬だ。

道路の端に雪が積もっている。

山が白くなっている。

オソウシ温泉へ向かう道中、車を一度止めた。

理由は、景色があまりに静かすぎたから。

音がない。

本当に、何も聞こえない。

風の音すら消えた瞬間があった。

日高山脈が遠くに見える。

雪をまとった稜線が、空と溶け合っている。

スマホを取り出すのが、なんか惜しかった。

温泉地の周囲は、オソウシ川が流れている。

川沿いを少し歩いた。

足跡だけが残る雪の上を歩くのは、妙に清々しかった。

観光地ではない。

ショップもない。

何もない。

でも、それがここの本質だ。

■ オソウシ川周辺散策路 住所:北海道空知郡南富良野町オソウシ付近 料金:無料 備考:冬季は防寒・長靴必須。路面凍結に注意。
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03

幾寅の街|映画の舞台が、そのまま残っている

温泉の帰り道、幾寅の街に立ち寄った。

ここは映画『鉄道員(ぽっぽや)』の舞台になった場所だ。

ロケ地として使われた「幌舞駅」のセットが、今も残っている。

駅のホームに立つと、妙に切ない気持ちになった。

列車は来ない。

人もほとんどいない。

でも、時間が止まったような感覚があった。

JR幾寅駅の構内にはロケ道具や衣装が展示されている。

入場無料。

高倉健が着たコートが、ガラスケースの中にあった。

駅の周辺には昭和の香りが残る商店が数軒ある。

開いているのかどうか、よくわからない店もある。

それがかえってリアルだ。

温泉で体を温めて、この街をぶらぶらする。

1時間もあれば十分だが、何かが引き留める場所だ。

■ 幌舞駅(幾寅駅ロケセット) 住所:北海道空知郡南富良野町幾寅(JR根室本線 幾寅駅構内) 料金:無料 営業時間:見学自由(駅営業時間内) アクセス:JR幾寅駅すぐ
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モデルコース

Day Trip 10:00 幾寅着 → 10:30 ロケセット見学 → 11:30 オソウシ温泉で入浴(約1時間) → 13:00 南富良野で昼食 → 15:00 帰路
1 Night 1日目:幾寅ロケセット見学 → オソウシ温泉 鹿の湯荘チェックイン → 夕食・夜の貸し切り湯。2日目:早朝湯独占 → 朝食後チェックアウト → 南富良野の冬景色ドライブ → 帰路
Travel Tips 冬季は道路が凍結する。 スタッドレスは必須、四駆なら安心。 日帰り入浴は繁忙期に混むことも。 宿泊なら夜と早朝に湯を独占できる。 携帯の電波はほぼ入らない。 覚悟と地図を準備して行くべき場所だ。

オソウシ温泉への行き方

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Access Time
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備考 バス

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