北海道

網走湖畔温泉

温泉自然街歩き

氷点下の朝、窓の外が白い。 網走湖が凍っている。 ただそれだけのことなのに、なぜか胸がざわついた。 流氷、監獄、オホーツク。 網走という地名にはどこか物語の匂いがある。 湖畔の温泉に浸かりながら、その空気をゆっくり吸い込んだ。

Best Season 1月下旬〜2月が一番おすすめ。 網走湖が完全結氷し、流氷も接岸する時期と重なる。 極寒だからこそ見えるものが、ここにはある。

網走湖畔温泉のおすすめスポット

01

網走湖畔温泉|凍った湖を見ながら、湯に沈む朝

チェックアウトまで時間があったので、もう一度だけ入った。

朝6時の露天風呂。

気温はマイナス10度を下回っている。

湯船から見える網走湖は、完全に凍っている。

白くて、平らで、どこまでも続く。

鳥の声しか聞こえない。

泉質はナトリウム・塩化物泉。

とろみがあって、湯上がりに肌がしっとりする。

体の芯から温まる感覚は、ほかの温泉とは少し違った。

宿によって源泉が異なるらしい。

泊まった「網走湖荘」では、内湯と露天の温度差がちょうどよかった。

内湯42度、露天は40度くらい。

冬の露天は、湯気が顔にかかって前が見えなくなる瞬間がある。

その霧が晴れたとき、凍った湖が目の前に広がった。

あの景色は、夏には絶対にない。

■ 網走湖畔温泉(エリア全体) 住所:北海道網走市呼人 泉質:ナトリウム・塩化物泉 日帰り入浴:施設により異なる(500〜800円程度) 営業時間:施設により異なる
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02

博物館網走監獄|寒さの中で、歴史の重さを知る

正直、「観光地っぽいかな」と思って後回しにしている。

結果、一番長く滞在した場所になった。

入場料1,100円。

広大な敷地に、明治時代の建物が移築・復元されている。

冬に来てよかった、と思った理由がある。

ひとが少ない。

そして、寒さが当時の過酷さを少しだけ体感させてくれる。

囚人が建設した道路は、北海道の開拓を支えた。

その事実を、展示の前で立ち止まって考えた。

観光パンフじゃ絶対に感じられないことだ。

五翼放射状の獄舎は、中に入れる。

廊下を歩くと、独房が延々と並んでいる。

一室ずつのぞいていくと、時間を忘れた。

売店の「監獄食」も食べた。

麦飯と味噌汁と魚。

700円。

まずくはないけど、豪華でもない。

それが妙にリアルだ。

■ 博物館網走監獄 住所:北海道網走市字呼人1番地 入場料:大人1,100円 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動あり) 公式:https://www.kangoku.jp/
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03

オホーツク流氷館|マイナス18度の部屋で、流氷を触った

天都山の頂上近くにある。

車で10分もかからない。

メインは「流氷体験テラス」という冷凍室。

室温マイナス18度。

本物の流氷の塊が置いてある。

触ると、ひんやりを通り越して痛い。

外にいるのと全然違う寒さだ。

ぬれたタオルを持ち込むと、30秒でカチカチに凍る。

スタッフが実演してくれる。

見るたびに「おお」と声が出た。

ここから見える網走湖と能取湖の眺めも良かった。

晴れていれば、オホーツク海まで見渡せる。

この日は雲が多かったけど、それはそれで絵になった。

入館料は770円。

所要時間は40〜60分くらい。

サクッと見られるのに、体験の密度が高かった。

流氷シーズン(1月下旬〜3月)に合わせて来るのがベスト。

■ オホーツク流氷館 住所:北海道網走市天都山244-3 入館料:大人770円 営業時間:8:30〜18:00(季節により変動あり) 公式:https://www.ryuhyokan.com/
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モデルコース

Day Trip 9:00 博物館網走監獄(2時間)→ 12:00 監獄食ランチ → 14:00 オホーツク流氷館(1時間)→ 16:00 湖畔温泉で日帰り入浴して帰路
1 Night 1日目:午後着 → 網走湖畔温泉チェックイン → 夕食・夜の露天風呂で凍った湖を眺める。2日目:朝6時に露天風呂(湯気と湖の絶景)→ 博物館網走監獄 → オホーツク流氷館 → 網走駅から帰路
Travel Tips 冬の露天風呂は朝が狙い目。 6〜7時台はほぼ貸し切り状態だ。 外気温が低いほど、湯気が濃くなって幻想的になる。 博物館網走監獄は滞在時間を2時間以上確保したい。 防寒は本気で。マイナス10度以下になる日がある。

網走湖畔温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間58分
水戸から 約11時間43分
前橋から 約11時間58分
高崎から 約11時間58分
甲府から 約12時間28分
備考 バス

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