谷地頭温泉の風景
北海道

谷地頭温泉

温泉自然街歩き

函館山のふもと、元町の坂をくだりきった先にある。 観光客がほとんど来ない、地元の人たちの銭湯。 料金は大人440円。 そこに、赤茶けたお湯が満ちている。 冬の函館で、体の芯まで冷えきったとき。 ここに来ると、ようやく旅が落ち着く気がした。

Best Season 断然、冬。 雪の函館で体が冷えきってから入る赤湯の効きが、別格だ。 観光客も少なく、地元の空気をそのまま味わえる。

谷地頭温泉のおすすめスポット

01

谷地頭温泉|440円で入れる、本物の赤湯

脱衣場のロッカーは古い木製。

床は濡れていて、地元のおじさんたちが黙々と体を洗っている。

観光地の雰囲気は、欠片もない。

お湯の色は茶褐色、いや赤に近い。

鉄分が濃いのだ。

源泉かけ流しで、湯温は42〜43℃ほど。

じっと浸かると、肌の表面がじんじんしてくる。

浴槽は広い。

大きな窓の外、雪が積もっているのが見える。

内湯だけでなく、露天もある。

冬の空気の中、熱い湯に首まで沈む。

10分もいると、顔まで真っ赤になった。

入浴後、休憩室で缶コーヒーを飲んだ。

畳の上に寝そべっている人もいた。

時計を見ると、気づけば2時間が経っている。

そういう場所なのだ、ここは。

■ 谷地頭温泉 住所:北海道函館市谷地頭町1-25 料金:大人440円、子ども140円 営業時間:6:00〜22:00(最終受付21:30) 定休日:第2・第4木曜日 アクセス:市電「谷地頭」駅から徒歩3分
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02

谷地頭〜元町の坂道散歩|湯上がりの体で、坂をのぼる

温泉を出ると、外気が冷たい。

湯上がりの顔に、函館の冬が刺さる。

でもそれが、気持ちよかった。

谷地頭から元町まで、徒歩で15分ほど。

坂をのぼりながら、函館湾が見えてくる。

冬の海はグレーで、重たい色をしている。

それがなぜか好きだ。

途中、立待岬への道を少し外れた。

観光客ゼロ。

波の音だけがしている。

夏には賑わうだが、冬の静けさは別物だ。

元町の坂道は、坂ごとに表情が違う。

石畳、電線、古い洋館。

どこを切り取っても、絵になってしまう。

カメラを構えると、地元の人が自転車で通り過ぎていった。

ここは観光地でもあり、生活の場でもある。

そのバランスが、函館らしい。

■ 元町エリア散策 谷地頭温泉から元町まで:徒歩約15分 立待岬:谷地頭温泉から徒歩約10分 ※冬期は路面凍結に注意。滑り止め付きの靴が必須
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03

函館朝市|温泉の翌朝、6時から始まる世界

谷地頭温泉に泊まりがけで来るなら、翌朝は朝市に行くべきだ。

開場は6:00。

冬は空が暗いうちに始まる。

息が白い。

手がかじかむ。

それでも、店はもう動いている。

イカ刺し、ウニ、いくら丼。

値段は観光地価格だが、鮮度は本物だ。

いくら丼を頼んだら、丼からはみ出すほど乗ってきた。

1,800円。

文句のつけようがない。

店のおばちゃんが「どこから来たの?」と聞いてきた。

会話が始まって、昆布の話になって、試食をもらった。

旅の中で、こういう時間がいちばん記憶に残る。

朝市から函館駅まで、歩いて5分。

新幹線の時間まで、もう一杯コーヒーを飲んだ。

谷地頭のお湯が、まだ体に残っている気がした。

■ 函館朝市 住所:北海道函館市若松町9-19 営業時間:6:00〜14:00(店舗により異なる) 定休日:店舗により異なる アクセス:JR函館駅から徒歩3分 ※冬期(1〜3月)は営業時間が短縮される店舗もあり
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モデルコース

Day Trip 函館駅着→函館朝市で朝食→元町散策→立待岬→谷地頭温泉でひと風呂→湯上がり散歩→函館駅発。所要時間は約7〜8時間。
1 Night 1日目:函館駅着→元町・ベイエリア散策→谷地頭温泉→夜の函館山夜景。2日目:函館朝市で朝食→立待岬→再び谷地頭温泉→函館駅発。温泉は2回入る前提で計画すると後悔しない。
Travel Tips 谷地頭温泉は地元の銭湯なので、タオルと着替えは必ず持参。 貸しタオルは30円。 シャンプーや石けんは備え付けあり。 週2回の定休日だけは注意して。 冬の路面凍結、侮ると転ぶ。

谷地頭温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約7時間48分
水戸から 約8時間33分
前橋から 約8時間48分
高崎から 約8時間48分
名古屋から 約9時間2分
備考 バス

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