谷地頭温泉の風景
北海道

谷地頭温泉

温泉自然街歩き

Photo by Soica2001 / Wikimedia Commons (Public domain)

温泉歴史を辿る自然と過ごす街歩き車なしOKひとり旅向けカップル向け友達と

函館山のふもと、元町の坂をくだりきった先にある。 観光客がほとんど来ない、地元の人たちの銭湯。 料金は大人440円。 そこに、赤茶けたお湯が満ちている。 冬の函館で、体の芯まで冷えきったとき。 ここに来ると、ようやく旅が落ち着く気がした。

函館山の麓に湧く谷地頭温泉は、地元民に長く愛される湯処である。冬の夜、硫黄の香りが鼻腔をくすぐる湯船に身を沈めれば、ざわめきも溶けていく静けさ。白い湯煙がゆらゆらと立ちのぼり、肌をじんわりと包む熱さが芯から疲れをほぐす。入浴料は大人520円と手ごろで、タオルの販売もある。湯上がりには坂道を散策し、函館西部地区の教会群や元町公園を巡ればひと味違う函館を堪能できる。地元の朝市で味わうイカの刺身の甘さ、それが旅の仕上げにふさわしい一口だ。澄んだ冬の空気が頬を刺すなか、赤い屋根の建物が淡い街灯に浮かぶ光景は忘れがたい。

Best Season
断然、冬。 雪の函館で体が冷えきってから入る赤湯の効きが、別格だ。 観光客も少なく、地元の空気をそのまま味わえる。
Stay
・2泊以上
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谷地頭温泉のおすすめスポット

01
谷地頭温泉|440円で入れる、本物の赤湯

谷地頭温泉|440円で入れる、本物の赤湯

脱衣場のロッカーは古い木製。

床は濡れていて、地元のおじさんたちが黙々と体を洗っている。

観光地の雰囲気は、欠片もない。

お湯の色は茶褐色、いや赤に近い。

鉄分が濃いのだ。

源泉かけ流しで、湯温は42〜43℃ほど。

じっと浸かると、肌の表面がじんじんしてくる。

浴槽は広い。

大きな窓の外、雪が積もっているのが見える。

内湯だけでなく、露天もある。

冬の空気の中、熱い湯に首まで沈む。

10分もいると、顔まで真っ赤になった。

入浴後、休憩室で缶コーヒーを飲んだ。

畳の上に寝そべっている人もいた。

時計を見ると、気づけば2時間が経っている。

そういう場所なのだ、ここは。

■ 谷地頭温泉 住所:北海道函館市谷地頭町1-25 料金:大人440円、子ども140円 営業時間:6:00〜22:00(最終受付21:30) 定休日:第2・第4木曜日 アクセス:市電「谷地頭」駅から徒歩3分
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02

谷地頭〜元町の坂道散歩|湯上がりの体で、坂をのぼる

温泉を出ると、外気が冷たい。

湯上がりの顔に、函館の冬が刺さる。

でもそれが、気持ちよかった。

谷地頭から元町まで、徒歩で15分ほど。

坂をのぼりながら、函館湾が見えてくる。

冬の海はグレーで、重たい色をしている。

それがなぜか好きだ。

途中、立待岬への道を少し外れた。

観光客ゼロ。

波の音だけがしている。

夏には賑わうだが、冬の静けさは別物だ。

元町の坂道は、坂ごとに表情が違う。

石畳、電線、古い洋館。

どこを切り取っても、絵になってしまう。

カメラを構えると、地元の人が自転車で通り過ぎていった。

ここは観光地でもあり、生活の場でもある。

そのバランスが、函館らしい。

■ 元町エリア散策 谷地頭温泉から元町まで:徒歩約15分 立待岬:谷地頭温泉から徒歩約10分 ※冬期は路面凍結に注意。滑り止め付きの靴が必須
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03

函館朝市|温泉の翌朝、6時から始まる世界

谷地頭温泉に泊まりがけで来るなら、翌朝は朝市に行くべきだ。

開場は6:00。

冬は空が暗いうちに始まる。

息が白い。

手がかじかむ。

それでも、店はもう動いている。

イカ刺し、ウニ、いくら丼。

値段は観光地価格だが、鮮度は本物だ。

いくら丼を頼んだら、丼からはみ出すほど乗ってきた。

1,800円。

文句のつけようがない。

店のおばちゃんが「どこから来たの?」と聞いてきた。

会話が始まって、昆布の話になって、試食をもらった。

旅の中で、こういう時間がいちばん記憶に残る。

朝市から函館駅まで、歩いて5分。

新幹線の時間まで、もう一杯コーヒーを飲んだ。

谷地頭のお湯が、まだ体に残っている気がした。

■ 函館朝市 住所:北海道函館市若松町9-19 営業時間:6:00〜14:00(店舗により異なる) 定休日:店舗により異なる アクセス:JR函館駅から徒歩3分 ※冬期(1〜3月)は営業時間が短縮される店舗もあり
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モデルコース

Day Trip 函館駅着→函館朝市で朝食→元町散策→立待岬→谷地頭温泉でひと風呂→湯上がり散歩→函館駅発。所要時間は約7〜8時間。
1 Night 1日目:函館駅着→元町・ベイエリア散策→谷地頭温泉→夜の函館山夜景。2日目:函館朝市で朝食→立待岬→再び谷地頭温泉→函館駅発。温泉は2回入る前提で計画すると後悔しない。
Travel Tips 谷地頭温泉は地元の銭湯なので、タオルと着替えは必ず持参。 貸しタオルは30円。 シャンプーや石けんは備え付けあり。 週2回の定休日だけは注意して。 冬の路面凍結、侮ると転ぶ。

谷地頭温泉への行き方

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Access Time
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備考 バス

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