北海道

黒松内温泉

温泉自然街歩き

札幌から車で2時間ちょっと。 国道沿いにぽつんと現れる、小さな看板。 黒松内温泉は、派手さが何もない。 でも、湯に浸かった瞬間にわかる。 ここに来るために、長い道を走ってきたんだと。 冬の積雪の中、湯気だけが白く立ち上がっている。

Best Season 冬(12〜3月)が特におすすめ。 雪の露天風呂と満天の星が同時に体験できる。 ブナ林は夏の新緑も別格の美しさがある。

黒松内温泉のおすすめスポット

01

黒松内温泉ぶなの森|雪の中で、からだの力が抜けていく

到着したのは夕方4時すぎ。

外は−5℃で、雪がしんしんと降っている。

建物は大きくない。

地元の人が普段使いで来る、そういう温泉だ。

入浴料は600円。

タオルは200円で買える。

湯は透明でやや塩気がある。

ナトリウム塩化物泉というやつで、温まりが深い。

浴槽のすぐ外は、雪景色。

露天に出ると、シーンと静まり返っている。

鳥の声も、車の音も、何もない。

ただ、湯気と雪だけがある。

10分浸かって、外の冷気を吸って、また湯に戻る。

それを3回くり返した。

こんなにゆっくり時間が流れる場所は、久しぶりだ。

地元のおじさんが「今日は空いてるな」と言っている。

平日の夕方は、こんなものらしい。

そのくらいがちょうどいい。

■ 黒松内温泉 ぶなの森 住所:北海道寿都郡黒松内町字黒松内302-1 入浴料:大人600円 / 小学生300円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:毎週火曜日 タオル:200円(販売)
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02

黒松内の街歩き|ブナ林と静けさの中を、ただ歩く

黒松内は「ブナ北限の里」と呼ばれている。

日本のブナ自生の北の限界が、ここにある。

温泉から車で5分ほど走ると、ブナ林の遊歩道がある。

冬は積雪があるので、長靴必須だ。

足を踏み出すたびに、雪がきゅっと鳴る。

その音だけが響く。

ブナの木は、夏に来ると全然違う顔を見せるらしい。

でも冬の裸木も悪くない。

枝の形がはっきり見えて、空が広い。

街の中心部は、コンビニが1軒とスーパーが1軒。

それくらいのサイズ感だ。

道の駅「くろまつない」では、地元の野菜や加工品が並ぶ。

チーズ工房のものが特においしかった。

黒松内はチーズも有名で、道の駅で試食できる。

1個350円のカマンベールを買って、車の中で食べた。

うまかった。

■ 道の駅 くろまつない 住所:北海道寿都郡黒松内町字黒松内560-1 営業時間:9:00〜18:00(冬季短縮あり) 定休日:年末年始 ※チーズ工房「トワ・ヴェール」製品の販売あり ブナ林遊歩道:無料・冬季は装備が必要
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03

冬の黒松内の夜|誰もいない、あの静けさのこと

宿に戻ったのは夜8時。

外はもう完全な暗闇で、街灯がぽつぽつあるだけ。

星が出ている。

見上げたら、息をのんだ。

都市部では絶対に見えない数の星が、べたっと広がっている。

オリオン座がやたら大きかった。

気温は−8℃まで下がっていたので、2分で鼻の奥が痛くなった。

でも、しばらくそこに立ち続けた。

翌朝は6時半に起きて、もう一度温泉へ。

朝の一番風呂は最高だ。

誰もいない浴場で、40℃の湯に肩まで沈む。

窓の外、雪がまた降り始めている。

こういう場所を「地味だ」と言う人もいる。

でも、地味なのが正解だ。

ここには、何もないことの豊かさがある。

帰り道の車の中で、そんなことを考えた。

■ 宿泊施設(一例) 黒松内温泉ぶなの森(宿泊棟あり) 1泊2食付き:約8,000円〜 素泊まりプランあり チェックイン:15:00 / チェックアウト:10:00 ※繁忙期は早めの予約を推奨
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モデルコース

Day Trip 10:00 道の駅でチーズ試食 → 12:00 ランチ → 14:00 ブナ林散策 → 16:00 温泉でゆっくり2時間 → 18:00 帰路
1 Night 1日目:15:00 チェックイン → 道の駅 → 夕食 → 夜の温泉 → 星空鑑賞。2日目:朝6:30 早朝温泉(これが本番)→ 9:00 ブナ林散策 → 11:00 チェックアウト → 道の駅でおみやげ → 帰路
Travel Tips 冬に行くなら長靴は必須。 レンタカーはスタッドレス確認を。 温泉は火曜定休なので要注意。 道の駅のチーズは夕方に売り切れることがある。 早い時間に立ち寄るのがおすすめ。

黒松内温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約8時間46分
水戸から 約9時間31分
前橋から 約9時間46分
高崎から 約9時間46分
名古屋から 約9時間50分
備考 バス

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