トムラウシ温泉の風景
北海道

トムラウシ温泉

温泉自然街歩き

Photo by Soica2001 / Wikimedia Commons (Public domain)

温泉紅葉自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ

新得町から車で1時間以上。 コンビニも信号もない道を走り続けると、 突然、湯気が見えてくる。 トムラウシ温泉は、たどり着くまでが長い。 でもその分、着いたときの安堵感がすごい。 大雪山の奥深く、本当に何もない場所に、 褐色の湯が湧いている。

大雪山国立公園の奥深くに位置するトムラウシ温泉は、登山者が「天涯の秘湯」と呼ぶ湯治場だ。トムラウシ山登山口から続く十勝岳温泉地の自然探勝路を歩けば、エゾリスの足音と川のせせらぎが重なり合う。秋には紅葉が斜面を染め上げ、湯けむりが朝の冷たい空気に溶ける光景は息を飲むほど鮮烈だ。冬季は降雪で閉ざされるため、訪れる者の少ない夏から秋が探勝の好機。大地のミネラルを含む温泉で、登山で酷使した筋肉をほぐす時間が待っている。

Best Season
冬(12〜2月)は雪景色と温泉の組み合わせが唯一無二。 夏(7〜8月)は高山植物と沢の透明感が別格。 どちらも正解。ただし冬は道路情報の確認が絶対。
Stay
・2泊以上

トムラウシ温泉のおすすめスポット

01

東大雪荘|ここにしかない褐色の湯に、黙って浸かる

トムラウシ温泉の宿は実質ここだけ。

国民宿舎「東大雪荘」。

建物は古い。

ロビーも飾り気がない。

でも、大浴場に入った瞬間に全部どうでもよくなった。

湯の色が、ほんとうに茶色い。

ウーロン茶みたいな、独特の色。

含硫黄・ナトリウム・カルシウムの塩化物泉。

pHは6.7、源泉温度は約63度。

じわじわと体の芯まで温まる感覚がある。

脱衣所に時計がないから、気づいたら1時間経っている。

露天風呂から見える景色が、また静かだ。

木々しかない。

音もほとんどない。

冬は雪が積もって、湯煙との境目がなくなる。

そのコントラストが、写真では絶対に伝わらない。

日帰り入浴は700円。

10時から21時まで入れる。

登山客と地元の人と、観光客が同じ湯に浸かっている。

そういう雑多さも、悪くない。

■ 東大雪荘(トムラウシ温泉) 住所:北海道上川郡新得町屈足トムラウシ 日帰り入浴:700円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) TEL:0156-65-3021
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02

トムラウシ川沿いの散策路|冬の静寂に、足音だけが響く

宿の裏手から、川沿いに歩ける道がある。

整備されているとは言いがたい。

案内板も最低限。

でも、それがいい。

冬に歩くと、踏みしめる雪の音だけが聞こえる。

サクッ、サクッ。

それ以外、何もない。

川の流れが速い場所は、真冬でも凍らない。

透明な水が、岩にぶつかりながら流れていく。

大雪山系から下りてきた水だと、

なんとなく手を合わせたくなった。

エゾシカに出会う確率が高い。

距離3メートルで遭遇したこともある。

向こうも逃げない。

ただこちらを見ている。

歩いても往復30〜40分程度。

短いようで、十分すぎる時間だ。

防寒と滑り止めの靴は必須。

スノーブーツでないと正直きつい。

■ トムラウシ川沿い散策路 住所:東大雪荘周辺(宿から徒歩すぐ) 料金:無料 冬期は積雪あり。スノーブーツ・軽アイゼン推奨 ※熊の目撃情報が出る季節あり。シーズンにより通行制限あり
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03

トムラウシ自然休養林|大雪山の手前で、息をのむ

夏から秋にかけては、ここが主役になる。

冬はほぼ雪の中だけど、それでも雰囲気がある。

トムラウシ山への登山口がこのあたり。

標高1,189メートルから頂上の2,141メートルへ。

日帰りは無理。

本格的な山だ。

でも登山をしない人間でも、入口付近まで行くだけで空気が違う。

針葉樹の森がどこまでも続く。

空が狭い。

木の根が太い。

ここはもう、人間の場所じゃないだ。

冬の駐車場はほぼ無人。

車を降りた瞬間、マイナス15度の空気が顔に刺さった。

でも深呼吸したくなる。

なぜかわからないけど、したくなる。

観光地化されていない自然がある。

それだけで、来た意味があった。

■ トムラウシ自然休養林 住所:北海道上川郡新得町屈足トムラウシ 料金:無料 冬期は道路閉鎖の場合あり。事前に新得町観光協会に確認推奨 TEL(新得町観光協会):0156-64-0522
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モデルコース

Day Trip 新得駅 → (車で約70分)→ トムラウシ川散策(40分)→ 東大雪荘で日帰り入浴・昼食(2時間)→ 自然休養林入口を見学 → 新得へ戻る
1 Night 1日目:新得出発 → トムラウシ着・川沿い散策 → 東大雪荘チェックイン・夕食・温泉 / 2日目:早朝の露天風呂(誰もいない)→ 自然休養林散策 → 朝食 → 帰路。温泉は朝6時から入れる。早朝が一番静かでいい。
Travel Tips 新得からの道路は冬期に通行止めになる区間がある。 必ず前日に道路情報を確認すること。 携帯の電波はほぼない。 オフラインの地図を入れておく。 ガソリンは新得で満タンにしてから向かう。 コンビニは途中に一切ない。

トムラウシ温泉への行き方

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Access Time
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🚃 富山から
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備考 バス

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