北海道

ピンネシリ温泉

温泉自然街歩き

北海道の内陸部、名寄市の山あいに、ひっそりと湯が湧いている。 ピンネシリ温泉。 観光地図にもほとんど載らない。 でも知っている人は、何度でも来る。 そういう場所だ。 雪に閉ざされた冬の静けさと、体の奥まで染みる湯。 ここにしかない時間がある。

Best Season 冬(12月〜3月)がいちばんいい。 雪に閉じ込められたような静けさと、濃い湯の組み合わせは冬にしか味わえない。 夏は緑が深く、登山目的なら7〜9月。

ピンネシリ温泉のおすすめスポット

01

ピンネシリ温泉 ゆったり館|雪の中に、褐色の湯が待っている

名寄市街から車で約20分。

道は細くなり、雪壁が両側に迫ってくる。

本当にこの先に温泉があるのか、少し不安になった。

たどり着いたのは、木造の小さな建物。

派手な看板もない。

でも駐車場にはそこそこ車が止まっている。

地元の人に愛されている、その空気が伝わってきた。

入浴料は大人500円。

脱衣所は古びているけれど、清潔だ。

湯船に足を入れた瞬間、驚いた。

色が濃い。

薄い紅茶みたいな褐色で、底が見えない。

ナトリウム塩化物泉で、なめるとしょっぱい。

窓の外は一面の雪景色。

湯気と雪が混ざって、景色がぼやける。

誰も話さない。

みんなただ、湯に浸かっている。

30分入っていたら、体の芯からほぐれた。

冬にここに来た理由が、ようやくわかった気がした。

■ ピンネシリ温泉 ゆったり館 住所:北海道名寄市字日進 入浴料:大人500円 営業時間:11:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日) アクセス:名寄市街から車で約20分
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02

ピンネシリ岳の冬景色|白すぎて、目が痛い

温泉の名前の由来になった、ピンネシリ岳。

アイヌ語で「男の山」という意味だと、地元のおじさんに教えてもらった。

冬の山は登れない。

でも麓から見上げるだけで十分だ。

晴れた日の白さが、異常だ。

空の青と、雪の白。

それだけしか色がない。

温泉の駐車場に立って、ただ山を見ている。

5分くらいそうしている。

誰かに話しかけられるでもなく、写真を撮るわけでもなく。

こういう時間を、旅と呼んでいいと思っている。

気温はマイナス12度だ。

鼻の奥が痛い。

でも体は温泉のおかげでポカポカしている。

その差がおもしろかった。

■ ピンネシリ岳 所在地:北海道名寄市 標高:1,100.8m 冬季は登山不可(積雪期間:11月〜4月頃) 麓からの眺望は温泉駐車場付近から
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03

名寄市街の食堂|帰り道に、味噌ラーメンを食べた

温泉から名寄の市街地へ戻る途中、腹が鳴った。

16時を過ぎていたのに、そういえば昼を食べていない。

地元の人に聞いたら、「駅前の食堂に行けばいい」と言われた。

名前も覚えていない小さな店に入った。

カウンター8席。

厨房のおじさんが一人でやっている。

味噌ラーメンを頼んだ。

800円だ。

スープが濃い。

北海道の味噌は本当に濃い。

チャーシューが厚くて、コーンが山盛りで、バターが溶けていく。

体が温まっていても、またじんわりと温かくなった。

おじさんは何も話しかけてこない。

それもよかった。

旅先で、誰とも話さない1時間がある。

ピンネシリの帰り道は、そういう時間だ。

■ 名寄市街の飲食店エリア 場所:北海道名寄市大通南付近(駅前商店街) 目安予算:ラーメン700〜900円程度 ※個人店が多いため、事前に営業確認を推奨 アクセス:JR名寄駅から徒歩5分圏内
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モデルコース

Day Trip 名寄駅10:00発 → 車でピンネシリ温泉へ(20分)→ 入浴・昼食(2時間)→ 岳の麓で雪景色を眺める → 市街地に戻って夕食 → 名寄駅18:00
1 Night 1日目:名寄駅着 → 市街地散策 → ピンネシリ温泉で入浴・宿泊。 2日目:朝風呂(7:00〜)→ チェックアウト後、岳の麓をドライブ → 名寄で昼食 → 帰路。 宿は温泉施設に隣接のキャンプ場コテージか、市街地ホテルが便利。
Travel Tips 冬に行くなら4WD必須。 レンタカーはスタッドレス確認を。 温泉は火曜定休なので注意。 名寄市街のコンビニは少ない。 帰りの燃料は早めに入れておくこと。 天気が崩れると視界がゼロになる日もある。

ピンネシリ温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約11時間26分
水戸から 約12時間11分
前橋から 約12時間26分
高崎から 約12時間26分
名古屋から 約12時間42分
備考 バス

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