濁川温泉の風景
北海道

濁川温泉

温泉自然街歩き

Photo by DrTerraKhan / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

温泉自然と過ごす街歩きひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ街歩き向け

車を降りた瞬間、硫黄の匂いが鼻をついた。 北海道・森町の山あいに、ひっそりと湯けむりが上がっている。 濁川温泉。 観光地化されていない、昔のままの温泉地。 派手な看板も、コンビニも、何もない。 あるのは、地面から湧き出す熱い湯と、冬の静寂だけ。 それが、たまらなく好きだ。

車を降りた瞬間、硫黄の匂いが鼻をついた。北海道・森町の山あいに、ひっそりと湯けむりが上がっている。濁川温泉。観光地化されていない、昔のままの温泉地。派手な看板も、コンビニも、何もない。あるのは、地面から湧き出す熱い湯と、冬の静寂だけ。それが、たまらなく好きだ。共同浴場は地元の人の生活の場。大声で話さない、長湯しすぎない。冬は路面が凍るので、レンタカーにはスタッドレス必須。現金しか使えない店・宿が多いので、1万円以上は持っていくこと。コンビニは森町市街まで戻る必要がある。

Best Season
冬(12〜2月)がいちばん好きだ。 雪と湯けむりのコントラストが美しく、観光客もほぼいない。 夏は緑が濃く、涼しい山の空気の中でゆっくり湯治できる。
Stay
・2泊以上

濁川温泉のおすすめスポット

01
濁川温泉共同浴場|100円で入れる、本物の湯がここにある

濁川温泉共同浴場|100円で入れる、本物の湯がここにある

入口で100円を払う。

番台のおじさんが、ちらりとこちらを見た。

脱衣所は木造で、床が少し傾いている。

古い、いい意味で古い。

湯船に足を入れた瞬間、熱い。

43度はある。

地元のおじさんが「最近ぬるくなった」と言っていたけど、十分すぎるほど熱い。

湯の色は、名前の通り少し濁っている。

ナトリウム塩化物泉。

体の芯から温まる、重い感じの湯だ。

外は氷点下だ。

湯船から出ると、窓ガラスが白く曇っている。

誰も何も言わない。

ただ湯に浸かっている。

こういう時間が、旅の本当の贅沢だ。

観光地の温泉では、絶対に味わえない空気がある。

30分、気づいたら動けなくなっている。

■ 濁川温泉共同浴場 住所:北海道茅部郡森町濁川 料金:100円 営業時間:6:00〜21:00頃(要確認) ※地元密着の施設のため、訪問前に電話確認を推奨
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02
濁川温泉街の湯けむり散歩|冬の朝、誰もいない道を歩く

濁川温泉街の湯けむり散歩|冬の朝、誰もいない道を歩く

朝7時。

宿を出ると、道路に湯気が漂っている。

至るところに源泉の噴気がある。

地面が温かいせいか、雪がところどころ溶けている。

温泉街とは言っても、旅館が数軒並ぶだけ。

歩いて10分もあれば端から端まで歩ける。

ふと足元を見ると、道の端から水が流れている。

触ってみる。温かい。

当たり前のように、熱い水が地面を流れている。

カラスが1羽、源泉の近くで羽を広げている。

暖を取っているらしい。

動物も知っている、この場所のことを。

冬の濁川は、本当に静かだ。

観光客はほぼいない。

地元の人と、湯けむりと、カラスだけ。

それでいい。

人が多い温泉地に飽き飽きしている人に、ここを教えたい。

写真を撮ることも忘れて、ただ歩いている。

■ 濁川温泉街(湯けむり散策エリア) 住所:北海道茅部郡森町濁川 散策自由・料金不要 ※冬期は路面凍結あり。滑り止め付きの靴必須 アクセス:JR森駅からバスまたは車で約20分
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03

新栄館|湯治宿の空気を残す、最後の一軒

濁川温泉に残る湯治宿に泊まった。

廊下が長くて、板が軋む。

部屋に鍵がない。そういう宿だ。

夕食は18時。

地元の山菜と、噴火湾のタコ。

シンプルだけど、余計なものが何もない。

夜、また風呂に入った。

貸し切り状態だ。

窓の外は真っ暗で、雪が降り始めている。

湯船の縁に頭をのせて、天井を見上げる。

木の天井が、湯気で湿っている。

何も考えない。

それが、ここに来た理由だっただ。

翌朝、チェックアウトの時に女将さんが言った。

「またおいでね、夏も静かだから」

1泊2食で約8,000円。

北海道の山奥で、この値段で、この静けさ。

もう一度来ると、その場で決めた。

■ 新栄館(参考) 住所:北海道茅部郡森町濁川 料金:1泊2食 約8,000円〜(時期により変動) チェックイン:15:00頃 / チェックアウト:10:00頃 ※事前予約必須。現金払いのみの場合あり TEL:事前にウェブで最新情報を確認のこと
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モデルコース

Day Trip 10:00 森駅出発 → 11:00 濁川着・湯けむり散策(30分) → 11:30 共同浴場で入浴 → 13:00 昼食 → 14:30 もう一度入浴 → 16:00 帰路
1 Night 1日目:森駅 → 濁川着・チェックイン → 湯けむり散歩 → 夕食・夜の温泉 / 2日目:早朝6:00の共同浴場 → 朝食 → チェックアウト → 森町観光(噴火湾パノラマパーク等)→ 帰路
Travel Tips 共同浴場は地元の人の生活の場。 大声で話さない、長湯しすぎない。 冬は路面が凍るので、レンタカーにはスタッドレス必須。 現金しか使えない店・宿が多いので、1万円以上は持っていくこと。 コンビニは森町市街まで戻る必要がある。

濁川温泉への行き方

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備考 バス

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