北海道

焼尻島

観光自然

フェリーに乗って、2時間。 北海道の離島の中でも、焼尻島はとびきり静かだ。 人口は200人を下回る。 コンビニはない。 信号もない。 でも、その「何もなさ」を目当てに来る人たちがいる。 オンコの原生林、草原を歩くサフォーク羊、地平線まで続く海。 ここにしかない時間の流れ方が、確かにあった。

Best Season 6月〜8月がベスト。 オンコの緑が濃く、羊の放牧もある。 7月は霧が多い日もあるが、それが島の雰囲気にむしろ合っている。 真冬はフェリーが欠航することも多い。

焼尻島のおすすめスポット

01

オンコ原生林|樹齢300年の木の下で、時間の感覚がなくなる

島の北側に、突然現われる。

オンコ(イチイ)の木が密集した、薄暗い森だ。

樹齢300年を超えるものも珍しくない。

幹が複雑にねじれて、地面すれすれまで枝を伸ばしている。

正直、最初は怖かった。

昼間なのに光がほとんど差し込まない。

足元はふかふかした苔と落ち葉で、音が消える。

歩いていると、30分があっという間に過ぎた。

時計を見ていない。

そういう場所だ。

散策路は一周約1時間。

道は整備されているようで、されていない。

滑りにくいスニーカーは必須だ。

早朝6時頃に来ると、鳥の声だけが聞こえる。

その静けさは、ちょっと異常なくらい気持ちよかった。

■ 焼尻島オンコ原生林 住所:北海道苫前郡羽幌町焼尻島 料金:無料 見学:自由(悪天候時は注意) アクセス:焼尻港から徒歩約20分
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02

焼尻島の草原と羊|柵の向こうで、サフォーク羊がのんびり草を食んでいた

港から少し歩くと、突然視界が開ける。

緑の丘に、白い塊がいくつも動いている。

サフォーク羊だ。

顔と足が黒い、あの羊。

焼尻島では古くから羊が飼われてきた。

現在も島の牧場で放牧されている。

柵越しに見ていたら、1頭がこちらをじっと見てきた。

目が合って、動けなくなった。

3秒後、向こうが飽きて草に戻った。

完全に負けた気がした。

草原の奥には海が見える。

羊と日本海の組み合わせは、北海道本島ではまず見られない景色だ。

羊毛や羊肉の加工品は島内の直売所で買える。

ジンギスカンセット1人前1,200円前後。

持ち帰りで買って、本土で食べたら異様においしかった。

春から秋が放牧期間。

冬は羊舎に入るので、草原で会いたいなら5月〜10月が狙い目だ。

■ 焼尻島牧場(サフォーク羊の放牧地) 住所:北海道苫前郡羽幌町焼尻島 料金:見学無料 放牧期間:5月〜10月頃 直売所:焼尻港ターミナル内にて購入可
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03

焼尻郷土館|島の漁師たちの生活が、ガラスケースの向こうにある

港のすぐそばにある、小さな郷土館だ。

入館料は200円。

中に入ると、ニシン漁全盛期の道具や写真が並んでいる。

明治時代、この島は北海道でも有数の漁業地帯だ。

今の人口から想像もできないくらい、人があふれていたらしい。

展示物は地味といえば地味だ。

でも、スタッフの方が話しかけてくれた。

「うちの祖父がここで働いていた」と。

急に展示が立体的になった気がした。

建物自体も古く、昭和初期の木造校舎を改修したもの。

床を歩くとぎしぎし鳴る。

滞在は30〜40分あれば十分だ。

でも、島の歴史を知ってから外を歩くと、見えるものが少し変わる。

フェリーの待ち時間に立ち寄るのがちょうどいい。

港から徒歩3分だ。

■ 焼尻郷土館 住所:北海道苫前郡羽幌町焼尻1948 料金:大人200円、高校生以下無料 開館:9:00〜17:00 休館:月曜(祝日の場合は翌日)、11月〜4月末は冬期休館 アクセス:焼尻港から徒歩約3分
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モデルコース

Day Trip 8:30羽幌港発フェリー→10:30焼尻港着→郷土館→徒歩で草原・羊見学→オンコ原生林散策→港近くで昼食→14:30発フェリーで羽幌へ
1 Night 1日目:フェリー着→郷土館→草原・羊→島内宿泊(民宿泊4,000〜7,000円程度)。夜は星空が見事。 2日目:早朝オンコ原生林→島の集落散歩→フェリーで帰路。島の静寂を2日分、体に入れる旅。
Travel Tips 島内に飲食店は数軒のみ。 営業日が不定期なことも多い。 食料と飲み物はフェリー乗船前に羽幌で買っておくのが正解だ。 レンタサイクルは港そばで借りられる。1日800円前後。 島は一周約12kmなので、自転車でちょうどいい。

焼尻島への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約10時間50分
水戸から 約11時間35分
前橋から 約11時間50分
高崎から 約11時間50分
名古屋から 約12時間
備考 バス

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焼尻島へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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