北海道

納沙布岬

観光自然

日本で一番早く、朝日が昇る場所がある。 根室半島の先端、納沙布岬。 ここに立つと、海の向こうに国後島がはっきり見える。 手が届きそうで、届かない。 その距離感が、胸に刺さった。 観光地というより、思想のある場所だ。

Best Season 7〜8月が最も訪れやすい。 ただし霧が多く、視界ゼロの日も珍しくない。 北方領土が最もくっきり見えるのは、空気が澄んだ秋(9〜10月)の晴れた朝。

納沙布岬のおすすめスポット

01

納沙布岬灯台|日本最東端の光が、ここにある

灯台の高さは約13メートル。

白くて小さい。

でも、ここが日本で一番東にある灯台だと、見え方が変わる。

1872年初点灯。

150年以上、この岬の海を照らし続けてきた。

灯台の足元に立つと、風が強かった。

まっすぐ立っているだけで精一杯。

夏なのに体感気温は10度以下に感じた。

周囲には民家も建物もほとんどない。

海と空と、この白い塔だけ。

早朝4時台に日の出を迎えるシーズンもある。

日本で一番早い朝がここにある、という事実が、なんとなくうれしかった。

灯台の内部には入れない。

外から眺めるだけ。

でも、それで十分だ。

■ 納沙布岬灯台 住所:北海道根室市納沙布 料金:外観見学無料 営業時間:見学自由 アクセス:根室駅から路線バス約55分「納沙布岬」下車すぐ
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02

望郷の岬公園|4島が見える海の前で、言葉を失った

岬の先端に立つと、海の向こうに島が見える。

北方四島のひとつ、歯舞群島だ。

晴れた日には水晶島まで約7キロ。

泳いで渡れそうな距離。

望郷の岬公園には、高さ約17メートルの「四島のかけ橋」というモニュメントがある。

炎を形どった赤いオブジェ。

はっきり言って、最初は「デカいな」と思っただけだ。

でも、そのそばにある碑を読んだ。

終戦後に故郷を追われた島民の話。

平均年齢が85歳を超えた今も、返還を待っている。

風が吹いた。

モニュメントの意味が、ようやくわかった気がした。

観光で来たはずなのに、急に重たいものを受け取ってしまった。

ここは、景色を見る場所じゃない。

何かを考えるために来る場所だ。

■ 望郷の岬公園 住所:北海道根室市納沙布 料金:無料 営業時間:見学自由 備考:四島のかけ橋・オーロラタワー(有料)も隣接
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03

北方館・望郷ホール|7キロ先の島のことを、初めて知った

岬から徒歩1分。

北方領土を学べる資料館がある。

入館料は無料。

正直、資料館には期待していない。

「どうせパネルが並んでるだけ」。

全然違った。

元島民の証言映像、当時の生活道具、地図、写真。

戦後に何が起きたか、誰が今も返還を待っているか。

静かに、でも確実に、伝わってくる展示だ。

特に印象的だったのは展望室。

双眼鏡で島を見ると、海岸線のラインがはっきり見える。

双眼鏡は無料で使える。

滞在時間は約40分。

来る前と来た後で、明らかに岬の見え方が変わった。

ここを後回しにせず、最初に来るべきだ。

知ってから見るのと、知らずに見るのは全然違う。

■ 北方館・望郷ホール 住所:北海道根室市納沙布36-2 料金:無料 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動あり) 定休日:不定休(要確認) アクセス:納沙布岬バス停から徒歩1分
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モデルコース

Day Trip 根室駅9:00発バス→納沙布岬着10:00→北方館→望郷の岬公園→灯台→花咲港でランチ(かに飯・さんま)→根室駅16:00着
1 Night 1日目:根室泊。花咲ガニの夕食は絶対外せない。2日目:早朝4〜5時台に岬へ。日本最東端の日の出を見てから、北方館と望郷の岬公園をゆっくり回る。帰路は厚岸でカキを食べてから。
Travel Tips 根室駅から納沙布岬への路線バスは1日5〜6本程度。 本数が少ないので時刻表は必ず事前確認。 岬は夏でも防寒着が必須。 7〜8月でもフリース持参を強くすすめる。 コンビニは根室市内で済ませること。

納沙布岬への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約11時間
水戸から 約11時間45分
前橋から 約12時間
高崎から 約12時間
甲府から 約12時間30分
備考 バス

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