石狩弁天社の風景
北海道

石狩弁天社

観光自然

石狩川が日本海に注ぐ、その河口近く。 小高い砂丘の上に、赤い鳥居がぽつんと立っている。 周囲はほぼ何もない。 風が強い。砂が舞う。 それなのに、なぜかここに引き寄せられる。 漁師たちが海の安全を祈り続けた場所には、観光地にはない静けさがある。

Best Season 6〜7月がハマナスの見頃でいちばんきれい。 秋は日本海の荒波が迫力を増す。 冬は凍てつく寒さだが、誰もいない弁天社は別格の静けさがある。

石狩弁天社のおすすめスポット

01

石狩弁天社|砂丘の上の赤い鳥居に、風がうなる

石狩市街から車で10分もかからない。

なのに、着いた瞬間に空気が変わる。

鳥居をくぐると、砂が靴の中に入ってくる。

参道というより、砂丘の斜面を登る感じだ。

社は小さい。

こぢんまりした社殿に、色あせた奉納額が並んでいる。

どれも漁師や船乗りの名前が刻まれている。

ここはニシン漁で栄えた時代から、海の神様として信仰を集めてきた場所。

弁天様が祀られているから「弁天社」だけど、雰囲気は険しい。

かわいらしさより、祈りの重さがある。

境内から石狩湾を見渡すと、水平線がまっすぐ伸びている。

こんなに広い海を、木の船で渡っていたのか。

そう思ったら、奉納額の意味が少し変わって見える。

観光客はほとんどいない。

平日の昼間、30分ほど滞在したが、誰とも会わない。

■ 石狩弁天社 住所:北海道石狩市弁天町地先 料金:無料 参拝:自由 駐車場:あり(無料・数台分)
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02

石狩浜|日本海の荒波と、砂と、誰もいない海岸線

弁天社のすぐ脇から、海岸に下りられる。

砂浜というより、岩と砂が混じった荒い浜だ。

波が思ったより大きい。

夏でも風が冷たくて、上着を1枚持ってきて正解だ。

ここは「はまなすの丘公園」が近く、6月から7月にかけてハマナスが咲き乱れる。

ピンク色の花が、砂丘の斜面を埋め尽くす光景は本物だ。

花びらが散って砂の上に落ちている様子も、なんとも言えない。

シーズン外に来ると、ただの荒涼とした浜になる。

それはそれで、悪くない。

余計なものが何もない分、海の大きさだけが残る。

夕方16時を過ぎると、光が横から差し込んでくる。

砂丘の影が長く伸びて、弁天社の鳥居が赤く浮かび上がる。

その時間帯に来られたのは、ただの偶然だったけど、忘れられない景色になった。

■ 石狩浜(はまなすの丘公園周辺) 住所:北海道石狩市浜町 料金:無料 ハマナス見頃:6月中旬〜7月中旬 駐車場:あり(無料)
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03

番屋の湯|漁師町の温泉で、砂と塩を落とす

弁天社から車で5分。

石狩市街に「番屋の湯」という温泉施設がある。

料金は大人700円。

タオルは別売りで200円だ。

浜で砂まみれになった後に入ると、体の芯から温まる。

ナトリウム塩化物泉で、塩分が濃い。

肌にぬるっとした感触が残って、上がった後もしばらく体が温かい。

露天風呂から空が見える。

石狩川の近くだからか、鳥の声がよく聞こえる。

食堂も併設していて、石狩鍋定食が1,200円で食べられる。

本場で食べる石狩鍋は、みそ仕立てで鮭がごろごろ入っている。

観光地価格じゃないのがいい。

地元のお年寄りが普通に使っている施設で、観光客向けに整えすぎていない。

そのくらいの温度感が、この町に合っている気がした。

■ 石狩温泉 番屋の湯 住所:北海道石狩市新港西2丁目702-3 料金:大人700円、子ども350円 営業時間:10:00〜22:00(最終受付21:30) 定休日:第2・第4火曜日 TEL:0133-62-5000
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モデルコース

Day Trip 札幌発10:00 → 石狩弁天社(参拝・散策)→ 石狩浜(昼食持参でのんびり)→ 番屋の湯(温泉+石狩鍋)→ 札幌着18:00
1 Night 1日目:札幌発→石狩弁天社→石狩浜夕景→小樽泊。2日目:小樽運河散策→小樽港朝市→石狩番屋の湯で昼風呂→はまなすの丘公園→札幌着。海沿いをつないで1泊2日。
Travel Tips 弁天社は砂丘の上にある。 サンダルは砂が入って歩きにくい。 スニーカー必須。 夏でも浜の風は冷たいので上着を1枚持つといい。 駐車スペースが少ないので、混む時期は早めに到着したほうがいい。

石狩弁天社への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約9時間31分
水戸から 約10時間16分
前橋から 約10時間31分
高崎から 約10時間31分
名古屋から 約10時間46分
備考 バス

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石狩弁天社へは札幌から日帰りがおすすめ

近隣の温泉地や市街地に宿が集まる。


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