茨城県

鹿島神宮

観光自然

鳥居をくぐった瞬間、空気が変わる。 東京から特急で約80分。 そんなに遠くないのに、まるで別の時間軸に入り込んだような感覚があった。 樹齢数百年の杉並木が続く参道。 足元は苔むした石畳。 日常の音が、どこかに消えていく。 神話の時代から続くこの場所に、なぜか「呼ばれた」気がした。

Best Season 11月の紅葉と杉の緑が重なる季節が特に美しい。 夏は御手洗池の冷たい水が気持ちいい。 初詣(1〜3月)は混雑するが、鹿島神宮ならではの熱気がある。

鹿島神宮のおすすめスポット

01

鹿島神宮 参道|杉の巨木が、頭上で手を繋いでいる

本殿に向かう前に、まずこの参道で立ち止まった。

両脇に並ぶ杉の木、樹高は30メートルを超えるものもある。

見上げると、枝が空を覆い尽くしている。

朝9時台に訪れたのは正解だ。

人が少なく、静寂がちゃんとそこにあった。

砂利を踏む音だけが響く。

参道の長さは約500メートル。

ゆっくり歩いて10分ほどだけど、急ぐ気にはなれない。

むしろ何度も立ち止まった。

苔の緑と、杉の茶褐色と、朝の光が混ざり合う瞬間がある。

カメラを向けながら、これは写真に収まらないと悟った。

空気ごと持って帰れたらよかった。

■ 鹿島神宮 参道 住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1 参拝自由(境内自由) 駐車場あり(普通車500円) JR鹿島神宮駅から徒歩約10分
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02

鹿島神宮 本殿・奥宮|2000年分の重さが、そこにある

本殿は1619年、徳川秀忠が造営したもの。

400年以上前に建てられたのに、細部の彫刻が息をしているみたいだ。

圧巻だったのは、奥宮への道。

本殿の奥に続く薄暗い参道を進むと、さらに静かになる。

鳥の声さえ遠くなる感じがした。

奥宮に辿り着いたとき、正直ゾクっとした。

怖いとかではない。

ただ、何か大きなものの前に立っている感覚。

参拝客は本殿より少なく、ここで手を合わせている人たちは皆、表情が違った。

静かで、でもどこか満たされているような顔をしている。

拝観料は無料。

お守りの種類も豊富で、20種類以上は並んでいた。

「勝守」が特に人気で、午前中には売り切れることもあるらしい。

■ 鹿島神宮 本殿・奥宮 住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1 参拝無料(宝物館は500円) 開門時間:日の出〜日没(宝物館9:00〜16:00) 定休日:なし
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03

鹿島神宮 御手洗池|地面の下から、冷たい水が湧き出している

奥宮からさらに石段を下りると、突然、池が現れた。

これが御手洗池(みたらしいけ)。

水の透明度が異常だ。

深さがあるのに、底まで見える。

水温は年間通して約14度。

夏に来れば、この冷たさが余計に際立つはず。

1日に約40万リットルの湧水があるとか。

毎年1月に「禊祓い」が行われる場所でもある。

地元の人たちがずっと守ってきた水だということが、伝わってくる。

池の脇に小さな茶屋があった。

「湧き水珈琲」が500円。

頼んでみたら、水のせいなのか、妙にまろやかだ。

木漏れ日が水面に落ちて、キラキラ揺れている。

ここだけ、時間がゆっくり流れている。

しばらく動けない。

■ 鹿島神宮 御手洗池 住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1(境内奥) 見学自由 御手洗池 休憩所:9:00〜17:00頃(時期により変動) 湧き水珈琲:500円
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モデルコース

Day Trip 9:00 鹿島神宮着 → 9:30 参道・本殿参拝 → 10:30 奥宮 → 11:30 御手洗池で休憩 → 12:30 門前でランチ → 14:00 宝物館 → 15:30 帰路
1 Night 1日目:午後着・ゆっくり参道散策 → 夕方の静かな奥宮参拝 → 鹿島または潮来で宿泊。2日目:早朝参拝(人が少なく空気が別格)→ 御手洗池 → 周辺の海沿いドライブ → 昼過ぎに帰路
Travel Tips 早朝参拝が断然おすすめ。 8時台は参拝客が少なく、杉並木の静けさが本物だ。 石畳が濡れていると滑るので、ソールがしっかりした靴で行くこと。 境内は広く、奥宮まで往復すると1時間以上かかる。 時間に余裕を持って。

鹿島神宮への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約1時間50分
水戸から 約2時間35分
前橋から 約2時間50分
高崎から 約2時間50分
甲府から 約3時間20分
備考 バス

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