青森県

谷地温泉

温泉自然街歩き

八甲田山の奥深く、標高約900m。 そこに、ひっそりと湯が湧いている。 谷地温泉は「日本三秘湯」のひとつと言われているが、 そんな肩書きより、ただ「遠い」という事実の方が先に来た。 着いたとき、ああ、ここまで来たんだ。 その感覚だけで、もう十分だ。

Best Season 冬(12〜3月)が断然おすすめ。 雪に閉ざされた八甲田を抜けてたどり着く体験が、温泉の価値を倍にする。 夏は緑が美しく道も楽だが、冬の静けさとは別物だ。

谷地温泉のおすすめスポット

01

谷地温泉|低温の湯に、1時間。体が溶けていく感覚

日帰り入浴は700円。

古い木造の建物に入ると、硫黄の匂いがふわっと来る。

きつくない。やさしい匂いだ。

浴槽はふたつ。

「下の湯」は38℃前後、「上の湯」は42℃ほど。

まず下の湯に入った。

ぬるい。でも出られなくなった。

10分、20分、気づいたら40分いた。

体の芯からじわじわと温まる感覚は、熱い湯とは全然違う。

これが本物の温泉の入り方なんだ。

脱衣所は昭和のまま止まっている。

ドライヤーも鍵付きロッカーもない。

それがいい。

■ 谷地温泉 住所:青森県十和田市法量谷地1 料金:日帰り入浴 700円 営業時間:10:00〜15:00(日帰り) 宿泊:1泊2食付き 約14,000円〜 TEL:0176-74-1181
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02

八甲田・冬景色|雪に閉ざされた道を走って、ここに来る

冬、谷地温泉へ向かう道は雪だ。

青森市内から車で約1時間半。

八甲田ロープウェイ周辺を過ぎると、別の世界になる。

ブナ林が白く染まっている。

枝に雪が積もって、静止したまま動かない。

音がない。

車を止めて外に出た。

肺に冷たい空気が入ってきた。

それだけで、少し正気に戻った気がした。

道中に誰もいない。

すれ違う車も、ほとんどない。

谷地温泉に泊まる人、あるいは目指す人だけが走る道だ。

冬にここへ来ることを、誰かに勧めるのは少し迷う。

道の状況によっては怖い場面もある。

でも、雪の八甲田を抜けてたどり着いた温泉の価値は、

夏とは全然違う。

■ アクセス情報 青森市内から車で約90分 冬季はスタッドレスタイヤ必須 積雪・通行止め情報は事前に確認を 青森県道路情報:0120-198-497(無料) 最寄り:八甲田・十和田ゴールドライン沿い
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03

谷地温泉の朝|6時、誰もいない湯に入る

泊まると、朝6時から湯に入れる。

これが本当によかった。

他の宿泊客はまだ誰もいない。

浴室に自分ひとり。

お湯の音だけが聞こえる。

窓の外は雪だ。

白い木立が見える。

何も考えない。

ただそこにいた。

朝ごはんは8時から。

山菜と焼き魚と味噌汁。

シンプルで、十分だ。

谷地温泉に「観光」しに来る場所はない。

周辺に土産屋も飲食店もない。

街歩きというより、ひたすらこもる場所だ。

スマホの電波も怪しい。

でもそれが、ここに来た理由になる。

たまには、何もない場所に来た方がいい。

そう思えた2日間だ。

■ 谷地温泉(宿泊) 宿泊者の入浴時間:6:00〜 朝食:8:00〜 電波状況:ソフトバンク・ドコモ一部可(不安定) Wi-Fi:なし(2023年時点) 部屋数:少ないため早めの予約推奨
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モデルコース

Day Trip 9:00 青森市出発 → 10:30 谷地温泉着・入浴(約1時間) → 12:00 八甲田周辺の雪景色ドライブ → 14:00 青森市方面へ帰路
1 Night 1日目:青森市出発 → 八甲田ロープウェイ立ち寄り → 14:00 谷地温泉チェックイン・温泉三昧。2日目:6:00 朝風呂 → 8:00 朝食 → ゆっくり朝の湯 → 10:30 チェックアウト → 奥入瀬渓流を経由して帰路
Travel Tips 冬季(12〜3月)は積雪で通行止めになることがある。 出発前に必ず道路情報を確認すること。 チェーンかスタッドレスは絶対必要。 日帰りより宿泊の方が、断然いい。 朝の貸し切り感は、泊まった人だけの特権だ。

谷地温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約6時間36分
水戸から 約7時間21分
前橋から 約7時間36分
高崎から 約7時間36分
名古屋から 約8時間1分
備考 バス

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